Gallery G-77 アンナ・ハヤトとスラヴァ・ピルスキー 「裂け目、繋ぎ目、そして裂け目」
2023年4月30日(日) ~ 5月14日 (日)
今回初めて、二人は金継ぎからインスピレーションを得た縫製作品を展示します。金継ぎ とは、割れた陶器の接合部分を強調し、欠点を隠そうとせず、器の歴史を保存するもので す。また、写真に刺繍やステッチを施すことで、平面と立体の間を行ききするような作品 を制作しています。 ウクライナでの戦闘は、彼らの友人や親戚の生活に直接影響を及ぼしているため、作家た ちは大きな関心を持ってニュースに注視しています。緩やかな刺繍が施された作品から は、緊迫感と傷みが伝わってきます。
キュレーターのスマダー・シェフィ博士は、次のように述べています。「1999年に共同制 作を始めて以来、二人が培ってきた芸術的言語は、写真と絵画の間の継続的な対話を行うものである。マラットの死』は、フランスの新古典派画家ジャン=ルイ・ダヴィッドの「マ ラットの死」(1793年)に直接言及している。この絵は、フランス革命の指導者の一人で あるマラが自宅のバスタブで殺害される様子を描いたものです。ダヴィッドは、この絵にキリスト教の図像(特に、現在バチカンにあるミケランジェロの「ピエタ」(1499年)に類似している)を吹き込んだ。ハヤトとピルスキーは、戦いに敗れたかのように降伏した姿勢で牡丹の花輪を水平に置き、つぎはぎ、継ぎ目、ほつれた糸が、イメージから生じる絶望のメランコリックな感覚を強めている。」
基本情報
開催日程 | 2023年4月30日(日) ~ 5月14日 (日) |
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時間 | 12:00~19:00 |
場所 | Gallery G-77 |
アクセス | 地下鉄烏丸線 丸太町駅2番出口から西へ徒歩7分 |
ホームページ |
https://ja.g77gallery.com/ |
チラシ | - |
※月曜日休廊
お問い合わせ
TEL | 090-9419-2326 |
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