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「二条城障壁画 展示収蔵館」原画公開 令和5年度夏期

2023年7月13日(木)~9月10日(日)

勅使を迎える青楓 ~遠侍勅使の間~

昇殿者の控えの場である遠侍の北東に設けられた勅使の間は、上段に、天皇の使者である勅使を迎えたとされます。主の書斎としての意味をもつ付書院が設けられていないなど、御殿内の他の対面所と違う設えになっています。また、部屋全体に植物が描かれ、穏やかな雰囲気が醸し出されています。大床と帳台襖に描かれているのは、春に赤色の葉を芽吹き、葉先にその色を残しつつ緑色へと変化した青楓。金雲を突き抜ける青楓と腰障子に這う低木の桃が描かれる対比は、見るものを楽しませます。狩野甚之丞によるこの絵は、桃山時代の画風を残しています。二の丸御殿の中に設けられた朝廷のための部屋を、さわやかに彩る青楓をお楽しみください。

【参考】「二条城障壁画 展示収蔵館」の概要
 京都市では、二条城二の丸御殿障壁画の劣化を防ぐため昭和47年(1972)から障壁画の模写を行って、原画(オリジナル)とはめ替え、原画は収蔵庫で保存しています。昭和57年(1982)には1016面が、美術工芸品(絵画)として重要文化財に指定されました。
 「二条城障壁画 展示収蔵館」は重要文化財二の丸御殿障壁画を恒久的に保存し、公開するために建設され、平成17年(2005)に開館しました。当館は、障壁画が御殿と同じ配置で収納される収蔵庫の一部を、ガラス越しに鑑賞できる画期的な設計となっています。エントランスホールでは、飾金具や城内から発掘された埋蔵文化財等を展示しています。

基本情報

開催日程 2023年7月13日(木)~9月10日(日)
時間 9:00~16:30(閉館は16:45)
※二条城の入城受付は、16:00まで。
場所 元離宮二条城内 二条城障壁画 展示収蔵館
アクセス 地下鉄:烏丸線「烏丸御池駅」で東西線に乗り換え「二条城前駅」下車徒歩5分
市バス:9, 50号系統「二条城前」下車徒歩2分
ホームページ https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/introduction/tenji/
チラシ -

料金

100円(未就学児無料)
※別途入城料が必要。
※市内に在住・在学の小中学生、市内在住の70歳以上の方(住所・年齢を確認できる方)、各種障害者手帳等をお持ちの方については、入館料を徴収しません。

お問い合わせ

元離宮二条城事務所
〒604-8301 京都市中京区二条通堀川西入二条城町541番地
TEL:075-841-0096 FAX:075-802-6181

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