SMILE“KYOTO Cultural Festival 2025”【THEATRE E9 KYOTO】
2025年12月18日(木)〜21日(日)
夜観光
「劇場・舞台」は私たちにとって何なのかを考え、より深い対話が生まれることを願ったフェスティバルとして、2022年に始まりました。
今回のテーマは「静かに考える」。
最近私は静かに考えたい。
常に判断を迫られる、咄嗟に正しいであろう事を言わなければならない、相手と違う意見を持っている場合にそれに対して何が違うのかの正しさを説明しなくてはならない、そんな場面によく出会います。
相手に反論したいわけではないのに、違う意見として対峙させると、なぜか反論意見のようになってしまう。
それぞれ違う考えを持っていて、お互いのそれを知るために始まった話し合いは、何か1つの答えを出すための議論のようになってしまう。
そんな会話に疲れてしまっているのかもしれません。
「違う考えに出会えたことを“発見”として持ち帰り、ゆっくり静かに考えることができたら、それはとても豊かなことじゃないか」。友人のyuさんと話している時に、今回のテーマのヒントを貰いました。
一人でも、誰かとでも、静かに考える。今年はそんなフェスティバルにしたいと思い、このテーマとしました。
静かに考えて、また次、誰かと何かと、ちゃんと出会えるように。
今年は静かに考えます。
ひとりで、そして一緒に、静かに考えませんか?
SMILE 小倉笑
出演団体と上演演目
■ 福永将也『loafer』
コンセプト・振付・出演:福永将也
音楽:tatsukiamano
リサーチ協力:吉岡あおい
メンター・アウトサイダーアイ:敷地理
プロフィール:
東京を拠点にダンサー・振付家として活動。「行為への共感・対象としての遠さ、その間にある浮遊感」を手掛かりに上演型の作品制作を行う。近年では、神戸、リンツ(オーストリア)といった都市で、アーティストインレジデンスを行い作品制作を続ける。
筑波大学情報メディア創成学類卒業。
作品説明:
『loafer』は「記録媒体」・「皮膚に代わるもの」についての実践である。
本作の出発点は、「振付を紙に書き記し、その記録を参照しながら立ち上げる」という行為にある。
やがて記録媒体そのものを手に取り、かざし、取り込み、また取り出し、身体の一部として扱うことで、それまで参照していた対象に、具体的な質量が立ち現れる。
インポート/エクスポート、ログイン/ログアウト というインターネット的状態の切り替えと反復を手がかりに、異なるレイヤーを行き来する身体の感覚と、その輪郭を追う。
■ SMILE 『TOGETHERNESS or: How can I Whipped cream』
作・演出・振付 : 小倉笑
出演:後藤禎稀、菅一馬、保井岳太、小倉笑
プロフィール:
2021年にパフォーマー/作家の小倉笑が立ち上げた、クリエイティブな団体。
メンバーはプロジェクト毎に異なり、それぞれの得意分野を駆使しながら作品創作、イベント、ワークショップなどの企画運営を試みている。
舞台作品『SMILE』(2021年、2022年)、『SUPER COMPLEX』(2024年)を発表。2022年よりKYOTO Cultural Festivalを主催。
作品説明:
人が一緒にいることとは。連帯をすることとは。一緒にいて起こることとは。
なぜ、人と一緒にいると、こんなに大変で、こんなに疲れて、こんなに厄介で、こんなに時間も体力も吸い、吸われていくのか。そして、こんなに愛おしくて、こんなにタノシイのか。
ただただ、Whipped=ヘトヘトに疲れながら、Cream=打ち負かすこと、をし続けなければ生きていけないと信じ始めているけれど、本当にそうなのだろうか。
または、打ち負かされそうになって、それらを回避しながら、疲れ果てて、眠らないといけないのだろうか。 “向き合うことへの正義”からの逃げ道はまだ残されているのか。 “向き合いきれない事実”からこれ以上、目を背け続けることが出来るのか。
「誰かと一緒にいる」ことから生じる、ダンサーそれぞれの等身大の思考・反応を、シンプルに観察していくような作品となるだろう。
(Whipped のスラング=疲れた、支配された、尻に敷かれた / Cream のスラング=叩きのめす、打ち負かす、ボロ勝ちする)
■ 金サジ トークセッション『孤独に考える』
トーク参加者 : 金サジ & 小倉笑 & その場に集まったみなさん
プロフィール:
1981年京都府生まれ、京都府在住。 コリアンディアスポラとしての身体的・精神的なアイデンティティの揺らぎを出発点に活動を続ける。 演出写真の技法を用い、自身の創作物語を作品として表現する。 写真家として活動する傍ら、韓国舞踊家・金一志(きむ いるち)のもとで韓国伝統芸能を学ぶ。
トーク内容説明:
集団の中で一人でいること、一人で集団の中にいること。
誰かと一緒に考えること、動くこと、とても大切な事だと思います。
それと同じくらい、孤独に考える時間も必要だと思います。
孤独に考える、その余白が常に心や思考にある状態で集団に属することとは。
この場ではどんな些細な質問も歓迎します。(知らない言葉についてや単純な疑問なども大歓迎です)
“孤独”を大切に考える金サジと小倉笑によるトークセッション。
その場に集まったみなさんと“一緒”に、孤独に考えることをします。
■ 『おにぎりの会』
【予約不要 / 参加無料 / おにぎり持参 / レジャーシート(あれば)】
上演時間1時間前から劇場を開放して、ざっくばらんな対話の場「おにぎりの会」を開きます。
みなさん、劇場に来る為に、舞台を観にいく為に、さまざまな準備をして来てくださっていると思います。
まずはスケジュールを調整したり、家族、仕事、様々な細やかな調整をして、そしてチケットを用意して、支度をして、電車に乗って、バスに乗って、、、途方もない準備をしてきたことを、一緒におにぎりを食べながらかたらいませんか?
途方もない準備に、おにぎりを準備する工程が増えてしまう、、のですが、同じものをあえて用意した者同士、集まる空間ってなかなか稀有なのではないでしょうか。
持ち物はおにぎりとレジャーシート。レジャーシートはあればで大丈夫です。こちらでもご用意しています。
ぜひ、気軽にご参加くださいませ!
基本情報
| 開催日程 | 2025年12月18日(木)〜21日(日) |
|---|---|
| 主催者 | SMILE |
| 時間 | 12月18日(木) 17:00〜 SMILE / 福永将也 12月19日(金) 13:00〜 SMILE / 福永将也 18:00〜 福永将也 / SMILE (おにぎりの会) 12月20日(土) 13:30〜15:30 トークセッション「孤独に考える」 18:00〜 福永将也 / SMILE (☆)(おにぎりの会) 12月21日(日) 13:00〜 福永将也 / SMILE (★☆)(おにぎりの会) 18:30〜 鴨川交流会 ・上演時間は2作品で約120分を予定しています。(途中休憩あり。福永将也作品約40分、SMILE作品約70分。) ・おにぎりの会:開演の1時間前から実施いたします。 ☆マークの回は終演後にアフタートークあり。 ★マークの回はゆるゆる鑑賞回!未就学児の入場可!途中トイレに行ったりしやすくなっています。 |
| 場所 | THEATRE E9 KYOTO |
| アクセス | 〒601-8013 京都府京都市南区東九条南河原町9-1 JR 京都駅 八条口から徒歩約14分 東福寺駅から徒歩7分 京都市営地下鉄 九条駅から徒歩約11分 京都市バス16、84系統「河原町東寺道」より徒歩3分 京都市バス 16,202,207,208,84,88系統「九条河原町」より徒歩6分 |
| ホームページ |
https://askyoto.or.jp/e9/ticket/20251218 |
| チラシ | - |
料金
| 一般 | 前売・予約:4,500円/当日:4,900円 |
|---|---|
| U25 | 前売・予約:4,000円/当日:4,400円 |
| E9ウェルカム割・パフォーマー割 | 4,300円(前売・予約限定) |
| 子ども(小学生対象) | 無料(要予約) |
(記載内容は2025年10月29日時点のものです)
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