etc… 【京都精華大学ギャラリーTerra-S】
2025年1月10日(金)〜1月18日(土)
本展覧会は、京都精華⼤学芸術学部造形学科に所属する 3 回⽣ 7 名によるグループ展です。 私たちは、年齢、⽣まれ育った場所、使⽤する⾔語、専⾨とするメディアなど様々な違いを抱えています。根底にある価値観がバラバラな中で表出される作品にはどのような関係性が⾒出せるでしょうか。
会場は7つの章に分けられ、それぞれの作家の作品と背景にある物語を紡いでいく形で展開します。
展覧会タイトルの「etc…」は、英語で「など」を⽰す「etc.」と、⽇本語の⽂章で余韻や関連する語をつなぐときに使⽤される「…」を組み合わせた⾔葉で、多様なバックグラウンドを持つ作家をつなぐという意味を持っています。
偶然の重なりで出会った 7 名にとって、なぜアートが必要なのか、⼈間にとって根源的な表現という⾏為から何を受け取るのか。様々な物語の交錯から新しいインスピレーション/価値観が⽣まれることを願います。
アーティストプロフィール
イ・ドンミン|Lee Dongmin
2002 年、韓国ギョンギド⽣まれ。京都府在住。京都精華⼤学芸術学部⽴体造形専攻 3 回⽣在籍。
将来作家になるなら様々な経験をして、⾃分の作品に⼊れたいと考え留学を決意。⾃分に合う素材を⽤いて⾃由にオブジェを作りたいと思い、多様な素材に挑戦出来る⽴体造形を選んだ。現在、型取りの過程を取り⼊れた表現に挑戦。
《「間」シリーズ 紀元》2024、粘土、石膏、ガラス
《「間」シリーズ 下がり》2024、粘土、石膏、ガラス
《「間」シリーズ 登り》2024、粘土、石膏、ガラス
鈴⽊⼤⼭|Suzuki Taizan
1998 年、⾹川県⽣まれ。京都府在住。2017 年に京都精華⼤学デザイン学部建築学科に⼊学。2022 年芸術学部陶芸専攻に転学し現在 3 回⽣在籍。
⼈々が⾃由にイメージを持つ事が許される「可愛い」に興味を持つ。
そして、私の中にも,確かに存在する「可愛らしさ」を、地球上の物理の制約から逃れることが出来ない陶芸でもって追求する⽇々。⾃由なイメージを不⾃由な陶芸で制作する。想像と現実を往還する事が出来る物質をこの世に実在させることを⽬指している。
《FREE BIRD》赤土、手捻り成型
《Untitled》陶、タタラ成型
中島幹太|Nakajima Kanta
2003 年、⼤阪府⽣まれ。京都府在住。京都精華⼤学芸術学部陶芸専攻 3 回⽣在籍。
⾼校から陶芸を学び、⾃分の世界観が表現できる場所が京都精華⼤学陶芸専攻だと思い⼊学。ぼくはかっこい男になりたい。かっこいい男になるには好きな事で好きなモノをつくる。だから陶芸がしたい。
《Bu Chuuuu!!!!》2024、陶
《yuuuu》2024、陶
中村琴梨|Nakamura Kotori
2003 年、滋賀県⽣まれ。滋賀県在住。京都精華⼤学芸術学部洋画専攻 3 回⽣在籍。
約7年間具象的なイメージを描いていたが、具体的なイメージを⽤いることに疑問を持ち⼤学3回⽣になってから抽象画を始めた。現在、影を通じて地球と繋がりたいと思い、影の瞬間的な時間のゆらぎを蓄積する絵画を制作している。
《影を追う1》2024、パネルに紙、アクリル
《Sign—空間立体1》2024、スチレンボードに水彩
パク・ダイン|Park Dain
1994 年、韓国ソウル⽣まれ。京都府在住。京都精華⼤学芸術学部洋画専攻 3 回⽣在籍。 韓国の⼤学でデザインを勉強後、その後に再び油絵に魅⼒を感じて⽇本留学を決定。「描く」という⾏為は私にとって単なる技術的過程ではなく、絵画の本質そのものに充実する⾏為だ。古典絵画の伝統的媒体である油絵に固執し、硬直した伝統の形式の中でどれほど⾃由に表現できるかに対する可能性を探求している。
《Untitled》2024、キャンバスに油彩
《Untitled》2024、キャンバスに油彩
《Untitled》2024、キャンバスに油彩
⼭⼝玲|Yamaguchi Rei
2002 年、福井県⽣まれ。京都府在住。2021 年京都精華⼤学マンガ学部アニメーション学科⼊学。2023 年に京都精華⼤学芸術学部版画専攻に転学。現在 3 回⽣在籍。
私はカメラを⽤いて作品を制作している。「ファインダーを覗き、ボタンを押してシャッタ ーを切り、PCのモニターにてそのアングルを眺める。」という⼯程を経て作品を制作している。モニターに映る写真には、刹那が写り、わたしはそれを眺めてひとときを過ごす。「⾃分がその時何を写したいのか」「⾃分が何に惹かれているのか」を写真は教えてくれる。写真を撮ることで⾃分が作りたいモノは何なのかを知っていきたいと思う。
《No title》2023、雁皮紙に木版
《Transparent》2024、マット紙にインクジェットプリント
《Cracks》2023、モノタイプ、ジェッソ
ユン・ジェホ |Yoon Jaeho
2001 年、韓国ソウル⽣まれ。京都府在住。京都精華⼤学芸術学部⽴体造形専攻 3 回⽣在籍。 違う⽂化圏で勉強しながら⾃分の成⻑と共に美術を勉強したいと思って⽇本留学を決定。⾃分が追求する内⾯を探求し、それを否定せず、⾃分の⼀部だということを認め、これから進む⾃分の発展を作品に盛り込んでいる。最近では⾃⾝の内⾯状態を表現するために繰り返し同じ⾏動をしなければならない「漆」を通じて、何度も磨く⾏為を繰り返し宗教的遂⾏と同じ過程を経て煩悩という⽬標に到達するように⾃⾝の限界を試験し発展するために努⼒している。
《修行》2024、スチロール、水性樹脂、漆
基本情報
開催日程 | 2025年1月10日(金)〜1月18日(土) |
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主催者 | 京都精華大学 |
時間 | 11:00-18:00 |
場所 | 京都精華大学ギャラリーTerra-S 〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137 京都精華大学明窓館 3F |
アクセス | 叡山電鉄鞍馬線「京都精華大前」下車 地下鉄烏丸線「国際会館」下車、3 番出口よりスクールバス ※駐車場はございません。公共の交通機関をご利用ください。 |
ホームページ | https://gallery.kyoto-seika.ac.jp/exhibition/250110a/ |
チラシ | - |
休場日:1/12(日)、13(月祝)
※諸般の事情により会期・時間・内容等が変更になる場合があります。最新情報はギャラリーのWEBサイトでご確認ください。
料金
入場無料
お問い合わせ
TEL | 075-702-5263 |
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gallery@kyoto-seika.ac.jp |
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