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アート/音楽/劇場

生命百景色 南條明 写真展 サンゴ万年の願い 生命つなぐ八重山のサンゴたち【AMS写真館 ギャラリー1】

2024年10月11日(金)〜10月16日(水)

サンゴの生物としての底知れぬ魅力と悠久の時間の中で繋いできた生命力、そして現在の危機的状況などを多くの方々に知っていただき、サンゴをはじめとする日本の最西端の島々の大切な自然や海洋環境にご関心を持っていただき、今私たちに何が出来るかを模索していただけるきっかけになればと切に願っています。

 <写真展紹介>
近年の地球規模による気候変動は、すでに温暖化(ウォーム)から沸騰化(ボイル)へとそのステージを変えていると警鐘がなされています。この地球(ほし)の海に生物が誕生したのは約40億年。目覚ましい進化を遂げた約5億4000万年前にはサンゴの祖先が存在したのではないかと最近の研究によって明らかにされています。八重山の自然を代表するサンゴたちも、その悠久の時間(とき)を経てさまざまな多様性のある生物に進化しながら懸命に現在に至るまで生命をつないでいます。しかしながら近年の海洋環境は、このままではあと数十年のうちにサンゴの生存が出来なくなるのではという状況にまで加速度的に変化しています。以前の私は海洋に棲息する様々な生物による生命の光景を生命百景色(せいめいひゃくげしき)として撮影を続けて来ましたが、近年(1998年頃から)繰
り返されるように発生したサンゴの大白化を2022年の夏、八重山にて遭遇しその後わずか数ヶ月のうちに人知れず生命を失っていったサンゴたちを目の当たりにしました。これは今まで積み上げてきた生命百景色が音を立てて崩れていくような衝撃的な経験でした。この出来事をきっかけにサンゴの一生を記録する撮影に集中する現在の活動につながっています。昨年の写真展では石垣島(伊原間)でのサンゴの変化に視点を定めた展示でした。今年はさらに視野を広げ八重山全体に棲息するサンゴたちを撮影しました。驚くべきサンゴの生態のご紹介や再生に動き出している光景、その真逆で再生が追いつかない現状などの報告、未だかつてその存在すらあまり知られていない未知なるサンゴの姿、さらに秘めたる可能性などを写真や映像で表現をしています。八重山の大自然で生物が棲息する環境には人間社会からもたらされたゴミで溢れている違和感たる光景を合わせて展示させていただいています。
八重山のサンゴの現在(いま)をご観覧ください。
サンゴをはじめとする島々の大切な自然や海洋環境にご関心を持っていただき、さらに今私たちに何が出来るかを模索していただけるきっかけになればと切に願っております。

基本情報

開催日程 2024年10月11日(金)〜10月16日(水)
主催者 南條 明
時間 10:00~17:45 最終日は16:00まで
場所 AMS写真館 ギャラリー1
アクセス 京都市中京区御前通り御池上ル A’BOX
『二条駅』より西へ640m 駐車場完備
ホームページ https://www.amsnet.co.jp/gallery/ga_005994.html
チラシ -

料金

入場無料

お問い合わせ

AMS写真館

TEL 075-841-1470

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