かんぜりゅう のうがくこうえん シテ。観世流 能楽公演 SHITEシテ。
2024年9月14日(土)
重陽の節句に相応しい「菊慈童」、子を想う母が主役の「百万」、芸尽しの「自然居士」にてお届けします。
室町時代、観阿弥・世阿弥らにより大成された「能」。
それは美しい言葉と、無駄を削ぎ落とした所作・舞によって進行する「幽玄」の舞台。
同時に、日本に伝わる物語、歴史、仏教、和歌、思想にとどまらず装束美、音楽が集結する日本文化の結晶でもあります。
観世流の能楽公演「SHITEシテ。」シリーズは、京都の地で400年、謡と能楽を守り続けてきた林喜右衛門家が主催し、年に5回開催しています。
2024年は「神・男・女・狂・鬼」に分類される能演目を、一つずつお届け。
同じ分野でも時代背景やテーマが異なる能を連続で見て頂き、能の奥深さを感じて頂いています。
4回目となる9月は「狂」。
他のジャンルにあてはまらない曲もこの「狂」に棲み分けされる為、「雑能」とも呼ばれています。
今回はこの「雑能」に相応しく、菊の葉の妙薬で700年も生きた慈童のおはなし「菊慈童」、"狂女もの"代表曲「百万」、人買いからの少女救出と芸尽くしが繰り広げられる「自然居士」の3演目の能をお届けします。
雑能の幅の広さを是非ご体感ください。間には狂言「魚説経」も上演されます。
「能」を入口に、日本の文化に触れる一日を是非ご体験ください。
*会場にて装束と能面の展示あり
「菊慈童 遊舞之楽 きくじどうゆうぶのがく」河村 晴久
「百万 ひゃくまん」樹下 千慧
「自然居士 じねんこじ」松野 浩行
【あらすじ】
◾️菊慈童 遊舞之楽
帝の枕をまたいだ罪で酈縣山に流罪となった慈童は、気付かないうちに七百年もの時を生きていました。それは帝にもらった枕に書き記された法華経の二句の偈の力。不老不死の霊水となった菊水(酒)を飲んだ慈童は、君の聖徳に感謝し、喜び舞うのでした。
◾️百万
奈良の西大寺で子と離別した百万は、子を探すうちに物狂いの状態となって嵯峨の清凉寺に辿り着きます。一方の子は、吉野から来た男に拾われ、ちょうど大念仏が行われている清凉寺にやってきて…。子を想う気持ちを歌い、舞い狂う百万。「狂女物」の代表曲、お楽しみに。
◾️自然居士
「居士」とは在家の禅の修行者のこと。東山・雲居寺で説法をしている自然居士の元にやってきたのは、両親の追善供養の為、人商人に自ら身を売った少女でした。少女を奪還すべく琵琶湖畔に向かう居士。人商人の求めに応じ芸を披露し、最後には少女を救うエンターテイメント溢れる芸尽しの能です。
基本情報
開催日程 | 2024年9月14日(土) |
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主催者 | 林能楽会 / 株式会社唐紅 |
時間 | 13:00~17:30 / 開場12:00 |
場所 | 京都観世会館 |
アクセス | ■JR京都駅から
京都市バス5で「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車徒歩3分
京都市バス86、206で「東山仁王門」下車徒歩5分 ■阪急京都河原町駅から 京都市バス31、46、201、203で「東山仁王門」下車 徒歩5分 ■地下鉄東西線「東山駅」下車 1番出口から徒歩約5分 *有料駐車場あり |
ホームページ | https://hayashi-soichiro.jp/schedule/2619.html |
チラシ | - |
料金
1F全席指定・一般席 | ¥5,000 |
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2F席全席指定・一般席 | ¥2,000 |
デイタイム席(1F席・能「菊慈童」狂言「魚説経」のみ) | ¥3,000 |
トワイライト席(1F席・仕舞3曲と能「自然居士」のみ) | ¥3,000 |
学生席(要学生証) | 1F・2F共に¥1,000引 |
*能「百万」を観劇されたい方は一般席チケットをお買い求めください。
*未就学児のご来場はお断りしております。
*聴講生・科目履修生は学割適用になりません。
*小学生を同伴されるお客様:お席は並びの席でお願い致します。
*当日券の有無はホームページよりご確認ください。
お問い合わせ
林能楽会
月ー金 10:00~17:00
*舞台の都合、電話に出られないタイミングがございます事ご了承ください。
TEL | 075-751-8158 |
---|---|
お問い合わせURL | https://hayashi-soichiro.jp/contact |
予約フォーム | フォームからご予約 |
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