KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ライカムで待っとく』【ロームシアター京都】
2024年6月7日(金)・8日(土)
誰も読もうとしなかった、読まれなかった沖縄の物語は、
沖縄の人々から我々が鋭く問われている、”今を生きる私たち”の物語。
沖縄在住の若手劇作家・兼島拓也が書き下ろし、沖縄に出自を持つ演出家・田中麻衣子が手掛ける『ライカムで待っとく』。沖縄本土復帰50年の2022年、「アメリカ占領下の沖縄と現代の沖縄、変わったもの、変わらないものは何か。」、「沖縄の問題は、果たして沖縄だけの問題なのか。」ということを視野に入れ、KAAT神奈川芸術劇場が創作した本作は、第26回鶴屋南北戯曲賞ノミネート、第30回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞、第67回岸田國士戯曲賞最終候補に残るなど話題になりました。 この作品は、アメリカ占領下の沖縄で起こった1964年の米兵殺傷事件を基に書かれたノンフィクション「逆転」(伊佐千尋著、新潮社・岩波書店刊)に着想を得て、当時の資料や、現代を生きる東京の若者たち、基地問題の専門家、同じ基地の町・横須賀に暮らす人たちなどにヒアリングし、田中と推敲を重ねながら、1年の歳月をかけて兼島が書き上げたものです。 戦後80年近い時を経ても、辛い戦争体験をした者たちは語りたがらず、忘れることができないゆえに語らない、語りたくない、語れない「記憶と時間」を持っている島。島の中で基地賛成、反対と対立が続きながら、観光都市沖縄としての存在を益々高め、大きな経済のうねりの中で、共に生きながら歴史が刻まれていく。戯曲にたびたび登場する「決まり」という島の定めとは何なのか。 沖縄で生まれ育った兼島だからこそ書ける視点、これまで誰も読もうとしなかった、読まれなかった沖縄の物語は、沖縄の人々から我々が鋭く問われている、今を生きる私たちの物語なのです。作:兼島拓也
演出:田中麻衣子
出演:中山祐一朗、前田一世、佐久本宝、蔵下穂波
小川ゲン、神田青、魏涼子、あめくみちこ
基本情報
開催日程 | 2024年6月7日(金)・8日(土) |
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時間 | 7日(金)19:00開演 8日(土)14:00開演 ※開場は開演の30分前 ※上演時間:約120分(途中休憩なし) |
場所 | ロームシアター京都 サウスホール |
アクセス | 市バス32・46系統「岡崎公園ロームシアター京都・みやこめっせ前」下車すぐ |
ホームページ | https://rohmtheatrekyoto.jp/event/117810/ |
チラシ | - |
料金
<全席指定>一般4,000円、ユース(25歳以下)2,000円、18歳以下1,000円
※未就学児入場不可
※ユース(25歳以下)および18歳以下チケットは、公演当日に受付にて年齢が確認できる証明書(学生証、免許証等)をご提示ください。
託児あり(8日のみ)
詳しくはホームページをご参照ください。
お問い合わせ
ロームシアター京都チケットカウンター
TEL | 075-746-3201 |
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