新春展 うたと樂焼【樂美術館】
2024年1月6日(土)〜4月21日(日)
茶の湯では和歌や漢詩の詞から引用し体現することが多く、茶道具の魅力をより一層引き立てるため、銘の多くが和歌の季の詞や漢詩の一文からとられております。
藤原定家の「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕暮」
藤原家隆の「花をのみ待つらん人に山里の雪間の草の春を見せばや」
この二首は、侘び茶の心髄を表現したといわれている歌です。
樂歴代作品もまた和歌や漢詩から引用された銘により、樂焼ならではの土のあたたかみ、釉薬による柔らかさ、そして器形の静かな趣に、より一層の余情を催します。
本展覧会では、和歌や漢詩に詠み込まれた季の詞にちなんだ銘や文様のある茶道具を取り合わせました。和歌と茶の湯に共通する風雅な世界をご覧ください。
【関連催事】
「Zoom de ぎゃらりー・とーく in RAKM」
十五代吉左衞門・樂直入によるオンラインでのギャラリートークです。
普段の展示では目にすることができない、作品の高台、背面、見込に開催する運びとなりました。詳しくは、美術館HP「特別鑑賞茶会」ページをご覧くださみ、印などにカメラで接近し、制作者ならではの視点で解説します。
開催日時、参加方法などの詳細は美術館HP内「特別企画」ページにてご確認ください。
※長らく休会しておりました「特別鑑賞茶会」を4月28日(日)に開催する運びとなりました。詳しくは、美術館HP「特別鑑賞茶会」ページをご覧ください。
【主な出品作品主な出品作品】(予定)
初代 長次郎黒樂筒茶碗 銘 村雨 如心斎 箱書付
三代 道 入黒樂茶碗 銘 早梅 如心斎 箱書付
五代 宗 入黒樂茶碗 銘 如月 覚々斎・碌々斎・而妙斎 箱書付
六代 左 入赤樂茶碗 銘 横雲 如心斎 箱書付
十四代 覚 入赤樂茶碗 銘 東風
十五代 直 入焼貫黒樂茶碗 銘 吹馬 1993年制作
他
基本情報
開催日程 | 2024年1月6日(土)〜4月21日(日) |
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主催者 | 公益財団法人 樂美術館 |
時間 | 10:00~16:30 (入館は16:00まで) |
場所 | 公益財団法人 樂美術館 |
アクセス | JR「京都駅」・近鉄電車「京都駅」(市バス「京都駅前」)から 市バス9・50系統にて「堀川中立売」下車(徒歩約3分) 京阪電車「出町柳駅」(市バス「出町柳駅前」)から 市バス201・203系統にて「堀川今出川」下車(徒歩約7分) 阪急電車「河原町駅」(市バス「四条河原町」)から 市バス12系統にて「堀川中立売」下車(徒歩約3分) ※または阪急電車「大宮駅」で下車、徒歩で四条堀川へ行き、市バス9・12・50系統にて「堀川中立売」下車(徒歩約3分) |
ホームページ | https://www.raku-yaki.or.jp |
チラシ | - |
休館日…月曜日(但し祝日は開館)
料金
一般1,000円
大学生800円
高校生500円
中学生以下無料
お問い合わせ
公益財団法人 樂美術館
TEL | 075-414-0304 |
---|---|
FAX | 075-414-0307 |
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