城南宮
四季折々の花に彩られる方除の大社
794年の平安京遷都に際し、国常立尊(くにのとこたちのみこと)と八千矛神(やちほこのかみ)と神功皇后(じんぐうこうごう)を祀り、以来都の南方に鎮まり国を守護する城南宮と仰がれる。
平安時代の末に白河上皇がこの地に壮大な離宮を造営して院政を開始されると、政治・文化の中心地となり、祭礼も大いに賑わった。
『平家物語』の舞台でもあり、当時盛んに行われていた、熊野詣での際には、度々上皇方の方除(ほうよけ)の精進所(しょうじんどころ)にあてられ、旅の安全が祈願された。
今日、方除の大社城南宮として篤く信仰され、普請・造作・転宅・旅行・交通安全など、方除の神威もあらたかであり全国よりたくさんの参詣者で賑わっている。
明治時代の幕開けとなった鳥羽・伏見の戦いが始まった所で、薩摩藩が勝利の御礼参りに訪れた。
境内に広がる神苑楽水苑には、四季を通じて草花を賞でる人が絶えない。
平安時代後期の様式に基いて建築された優美な社殿を取り巻いて広がる庭園「楽水苑」は、離宮時代の築山の遺構とされる春の山、そして平安、室町、桃山の庭、更には城南離宮のたたずまいを表現した城南離宮の庭から構成され、各時代の日本庭園の粋があつめられている。
様々な庭園様式を知ると共に、雅やかな情趣に触れることができる。
また、苑内では「源氏物語」に登場する80種類もの草木の花を観賞でき、四季折々の風情を楽しむことができる。春と秋に行われる「曲水の宴」は平安の庭が舞台となる。
〈主な草花〉
春-しだれ梅・サクラ・ヤマブキ・フジ・サツキ
夏-フタバアオイ・ミクリ・アヤメ・ショウブ・ササユリ・夏椿
秋-カエデ・オミナエシ・リンドウ・ツワブキ・ハギ・キキョウ
冬-ヤドリギ・ヤブツバキ・ヤブコウジ・ヒカゲノカズラ
春に行われる「曲水の宴」は王朝の雅を伝える行事として特に名高い。
基本情報
正式名称 | 城南宮 |
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よみがな | じょうなんぐう |
通称名称 | - |
よみがな | - |
住所・所在地 | 京都市伏見区中島鳥羽離宮町7 |
アクセス | 地下鉄・近鉄電車「竹田」駅下車、徒歩約15分 市バス・京阪バス「城南宮東口」下車 R'EXバス「油小路城南宮」下車(土日祝は城南宮下車すぐ) |
開催日時 | - |
営業時間 | 境内自由 神苑拝観は9:00~16:30(受付16:00) 授与品、御朱印は9:00~17:00 |
定休日 | 無休 |
TEL | 075-623-0846 |
ホームページ | https://www.jonangu.com/ |
料金・入場料・拝観料
境内自由
神苑拝観料
大人800円
小学生500円
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