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神護寺

神護寺

 高雄山と号し、高野山真言宗の別格本山である。当寺は起源について一説には、もと高雄山寺といい、天応元年(781)愛宕(あたご)五坊の一つとして建立されたといわれ、また和気清麿(わけのきよまろ)が河内(かわち)国(大阪府)に建てた神願寺を天長元年(824)この地に移し、空海(くうかい)(弘法(こうぼう)大師)が住持となって、神護国祚真言寺(じんごこくそしんごんじ)と改稱したものともいわれる。その後寺運は次第に衰え、寿永3年(1164)文覚(もんかく)上人の中興もあったが、応仁の乱で再び衰え、豊臣・徳川氏などによって漸次修営され、現在に至っている。  大師堂(重要文化財)は桃山時代に再建されたもので納涼房といって、もと空海の住房であったと伝える。また鐘楼にかかる銅鐘(国宝)は貞観(じょうがん)17年(875)の鋳造で橘広相(たちばなひろみ)の序詞・菅原是善(これよし)の撰銘・藤原敏行の書で古来三絶の鐘といい、著名である。金堂内の薬師如来立像・多宝塔内の五大虚空蔵(ごだいこくぞう)菩薩坐像(いづれも国宝)のほか、多くの重要文化財を有する。右京区梅ヶ畑高雄町

基本情報

正式名称 神護寺
住所・所在地 梅ヶ畑高雄町

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