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三寶寺

三寶寺

 金映山(きんえいざん)と号する日蓮宗の寺院である。

 当寺は、寛永6年(1629)に、今出川(菊亭)経季(つねすえ)及び中山(今城)為尚(ためひさ)が後水尾上皇の内旨を得て、中正院日護(にちご)上人を開山に請じて創建した寺である。

 以後、両家の菩提寺として繁栄し、最盛期には境内塔頭十三を数えるに至り、千宗旦の四天王のひとり山田宗へん(そうへん)も塔頭の涼池院(りょうちいん)に住し、茶道の研究に努めたといわれている。

 本堂には釈迦如来像、千体釈迦仏堂には半丈六釈迦坐像が安置され、ともに日護上人の作と伝えられている。

 境内には、仁孝天皇王子常寂光院(じょうじゃっこういん)の墓をはじめ、菊亭家・今城家及び豊臣秀頼、国松丸、淀君の供養塔等がある。

 また、境内には、御苑内旧今出川邸より移植した「車返し(くるまがえし)の桜」があり、春には美しい花を咲かせる。右京区鳴滝松本町

基本情報

正式名称 三寶寺
住所・所在地 鳴滝松本町32

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