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三条小鍛治の古跡

三条小鍛治の古跡

 宗近は平安中期の刀匠で姓は橘。信濃守粟田藤四郎と号し、東山粟田口三条坊に住したので三条小鍛冶とも称した。

 名刀子狐丸をはじめ幾多の刀剣を造ったが、現存するものとして三日月宗近などがある。祇園祭の長刀鉾の鉾頭の長刀は、宗近が娘の疫病治癒を感謝して鍛造し祇園社に奉納したものといわれ、特に有名である。

 拾遺都名所図会によると、佛光寺本廟境内に刀剣を鋳るときに用いた井水があったといわれる。(都名所図会では知恩院山門の傍とある)

 なお、粟田口鍛冶町にある粟田神社境内に鍛冶社があり、また神狐の合槌によって名刀を鍛えたと伝えられる合槌稲荷社が粟田口中ノ町にある。東山区粟田口鍛治町(仏光寺本廟内)

基本情報

正式名称 三条小鍛治の古跡
住所・所在地 粟田口鍛冶町14(仏光寺本廟内)

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