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駒札・歌碑

由岐神社

由岐神社

 大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀っている。

 天慶3年(940)御所内に祀られていた祭神をこの地に勧請(かんじょう)したのが当社の初めといわれ、天皇の御病気や世上騒擾(そうじょう)のとき、社前に靭(ゆぎ)(矢を入れる器具)をかかげて平安を祈ったため靭社の名がついたと伝え今日では由岐神社とかえている。

 拝殿(重要文化財)は別名を荷拝殿または割拝殿といい、桁行六間・梁間二間・入母屋造桧皮葺(いりもやづくりひはだぶき)で、慶長15年(1610)豊臣秀頼によって再建された。崖にのぞんで建てられ、後方は崖上に出て、前部は舞台造となっている。このほか石造の狛犬(こまいぬ)一対も重要文化財に指定されている。

 有名な鞍馬の火祭はこの社の例祭で、毎年10月22日夜行われ、祭神遷座の時、葦のかがり火をたいたという故事にかたどり里人が大小さまざまの松明(たいまつ)をかついで鞍馬街道から当社へ参詣するので一面火の海となって壮観を極める。左京区鞍馬本町

基本情報

正式名称 由岐神社
住所・所在地 鞍馬本町343

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