観光スポット・サービス情報

寺院・神社

西蓮寺

時宗。松尾山。939年(天慶2)空也上人が、市で布教し、また、松尾の神に法施したことから、松尾大社西七条御旅所社頭の地に創建したと伝えられる。本尊地蔵菩薩。住職は西蓮寺創建以後御旅所の供僧をつとめ、松尾神社の神幸祭には踊念仏を行ったと伝わる。七条堀川にあった市屋道場(金光寺)に対し西市屋道場ともよび市屋派に属した。市屋とは平安京の東の市・西の市の、屋舎の意。共に市神が祀られ、東市には市姫社(現、市比売神社)、西市には松尾神の内の宗像社(現、松尾大社西七条御旅所)が、それぞれ相当した。『源平盛衰記』に、平清盛に切られた西光が京の七道の辻に地蔵尊を祀ったとあり、寺地の西七条もその地の一つである。本尊が地蔵菩薩(平安末期、鎌倉期の二体)であるのは、六地蔵信仰の固定化以前に遡る信仰を伝えている。中世には、祈祷寺院としての東寺の葬儀に関与した。寺宝として中・近世文書、書跡等があり、派祖(時宗)作阿上人像は国立京都博物館に寄託されている。

基本情報

正式名称 西蓮寺
よみがな さいれんじ
通称名称 西市屋道場
よみがな にしのいちやどうじょう
住所・所在地 京都市下京区西七条南中野町55
アクセス 市バス208・205・33「七条御前」下車
開催日時 -
営業時間 -
定休日 年末年始、法要中は不可。
TEL 075-313-2261
ホームページ -

一覧に戻る

この情報を共有する