京都伝統産業工芸会
京都のもう一つの顔「職人の町〝京都〟」を知れる場所
京都伝統産業工芸会は、京都の伝統産業界の有志で構成された団体です。異業種交流団体の先駆けとして高く評価され、伝統産業界の振興と発展、消費者の伝統産業への正しい認識を拡げることを目的に様々な活動を行っています。
昔から引き継がれてきた伝統工芸品の本質は、「長く使えて丈夫」なのはもちろん、たとえ傷んでしまっても、それを修繕して使い続けることができる「つくり方」にあります。
キモノを例に挙げるなら、落とすことのできないシミに対して、シミ汚れの部分に友禅染の技法で模様を足したり、金彩加工や刺繍でシミ汚れを隠したりする技術、キモノの寸法を変えるには、すべてを解いて反物に戻して汚れを落とし、改めて手で縫い直してキモノを生まれ変わらせる和裁の技術など、様々な技術を合わせることで、古いキモノが甦ります。こうした連携は、職人の層が厚く、長い歴史の中で引き継がれてきた業が残る京都だからこそできる活動です。
モノが溢れる現代、古いモノは捨てて新しいモノを買うという感覚の中で、本当にいいモノを長く使い続ける価値を理解する人を増やすことを目的に、伝統産業の持つ本質的な魅力を伝える活動をしています。
京都伝統産業工芸会本部では、キョート・キモノ・クリニックを運営しています。
キョート・キモノ・クリニックでは、着物全般のアフターケアー(汚れ直し、洗い張り、丸洗い、染め替え、仕立て)を承っています。
1984年に(財)京都伝統産業会館の事業として和装振興を目的に、同会館内に開設しましたが、1992年会館の閉館に伴い、現在の場所へ移転致しました。
キモノのお直しなどでキョート・キモノ・クリニックをご利用いただいた方々は、京阪神を中心に北は北海道、南は沖縄まで全国におよんでいます。また、各地の消費者センターからも相談を受けています。
また、伝統産業工芸会の応援するプロジェクト「和こころ 千年先も語り継がれる物語」でも伝統産業に関わる情報を発信しています。是非ご覧ください。
https://wakokoro.org/
基本情報
正式名称 | 京都伝統産業工芸会 |
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よみがな | きょうとでんとうさんぎょうこうげいかい |
通称名称 | キョート・キモノ・クリニック |
よみがな | きょーと・きもの・くりにっく |
住所・所在地 | 京都市下京区麩屋町通五条上ル下鱗形町531 |
アクセス | 阪急「京都河原町」駅下車、徒歩13分 市バス7・205「河原町五条」下車、徒歩3分 地下鉄烏丸線「五条」駅下車、徒歩8分 |
開催日時 | - |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 月曜日・日曜日 |
TEL | 075-343-2250 |
ホームページ | http://www.kyo-kougei.com |
伝統産業職人の紹介など、WEBサイトの「お問い合わせ」から承ります。
料金・入場料・拝観料
キョート・キモノ・クリニックでは、キモノ・帯・その他和装関係一切についての相談、診断、処置を承ります。
その他、京都伝統産業工芸会会員へのご依頼は、ご相談いただけましたら紹介をさせていただきます。
相談(無料) | キモノに関する悩み事、困り事やお手入れ方法、その他 |
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診断(無料) | 補正・染め替え等、再生処置の方法やアドバイス |
処置(有料) | シミ落とし、洗い張り、丸洗い、無地染(染め替え)、お仕立て(仕立て替え)、模様足し、配色直し、金彩加工直し、刺繍直し、友禅染加工、その他関連作業 |
ひとつひとつの仕事が丁寧な手仕事で行われている”良いキモノ”でも、時間が経てば傷みます。でも、本来キモノは傷んだ時にその部分を修復することができるように作られているのです。職人が自分の技術を最大限に活かして作ったものは、ほぼ全てが直せるようにできています。
だから長持ちするし、着続けることができる。
キモノは観賞用ではなく、日常使うものとしてのモノづくりを追及した結果、出来上がった文化なのです。
古いキモノの中には今は失われてしまった技術が使われた素晴らしいものもたくさんあります。
箪笥の中で眠っていたキモノや汚れてしまったキモノ、特別な思い入れのあるキモノを再び着ていただけるように、ひとつひとつの工程を丁寧に対応することで良いキモノをより長く使えるよう心がけております。
お問い合わせ
info@kyo-kougei.com | |
お問い合わせURL | https://kyo-kougei.com/contact/ |
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