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六請神社

六請神社

 古来、衣笠山麓に鎮座していたので衣笠御霊とも衣笠岳御霊とも呼ばれ、その山に鎮まる先人の霊を合わせ祀ったのに始まる。
 おそらくは上古この地の開拓者の代々の霊を祀ったものであろう。昔は開拓の祖神を天照国照神(あまてるくにてるのかみ)または大国御魂神(おおくにみたまのかみ)と呼んだところから、その天照国照がいつしかこの社の祭神に天照大神ら六柱を勧請して六請神というようになったのである。
 足利氏の等持院創立以来はその鎮守社として境内にまつられていた。神仏分離の時から現地に移ったという。
 衣笠はその名の示すように中世以来埋葬地となっていたところから霊を守る六地蔵の信仰と習合して六の字が社号に加えられ、したがって祭神数が伊勢、石清水、賀茂、松尾、稲荷、春日の六に限定されたのは民俗学的に興味のある問題である。いずれにしてもこの方面の功労神である。北区等持院中町

基本情報

正式名称 六請神社
よみがな ろくしょうじんじゃ
住所・所在地 等持院中町53

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