此付近深草弥生遺跡
この付近は、弥生式文化時代の重要な遺物が出土した所である。戦前、陸軍練兵場であったこの付近は、戦後になって数度の学術調査が実施され、弥生式中期時代(今から約二千年前)の人々の生活、特に農業の様子を示す遺物が多数発見された。中でも注目されるのは木製品で、鍬(くわ)・鋤(すき)の農具、小形椀などの日用品が発見され、いずれも高い技術で加工されている。石斧などの石器、壺や甕などの土器も多数発見され、土器は形式的には滋賀県南部と共通する特長を持っている。また、焼けた米も発見された。この付近に住んだ弥生式時代の人々は、高い技術を持って稲作の農耕生活を営んでいたことが確認される。原始時代の生活を探るための重要な遺跡である。伏見区深草西浦町 深草電話局敷地内
基本情報
正式名称 | 此付近深草弥生遺跡 |
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住所・所在地 | 深草西浦町5丁目1 深草電話局敷地内 |
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