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大原野神社

大原野神社

 祭神として、奈良の春日大社と同じ建甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売大神(ひめのおおかみ)の四大明神を祀っている。  桓武天皇の皇后である藤原乙牟漏(おとむろ)の氏神詣での便宜を図るために、また長岡京の守り神として春日の神が勧請された。嘉祥3年(850)藤原冬嗣(ふゆつぐ)の奏請により壮麗な神殿が建てらた。  平安時代の中期には藤原氏の隆盛とともにその氏神として大きな地位を占め、天皇や皇后の崇敬も厚く、官祭である大原野祭には勅使が派遣されていた。また、伊勢の斎宮(いつきのみや)や加茂の斎院(いつきのいん)にならって当社にも斎女(いつきめ)がおかれていた。しかし、応仁の乱後は社運が次第に衰え、祭儀も途絶えがちになり、社殿は荒廃した。現在の春日造総檜皮葺の本殿は慶安年間(1648~1652)に再建されたものである。  境内には奈良の猿沢の池を模した「鯉沢(こいざわ)の池」や古歌に多く詠まれた「瀬和井(せがい)の清水」と呼ばれる名水がある。西京区大原野南春日町

基本情報

正式名称 大原野神社
住所・所在地 大原野南春日町

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