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月輪寺

月輪寺

 鎌倉山(かまくらざん)と号する天台宗の寺で、法然上人25霊場の第18番目の札所である。

 寺伝によれば、天応元年(781)慶俊(けいしゅん)僧都の開基と伝え、寺名は地中より掘り出された宝鏡の背面に刻む「人天満月輪」の銘によっている。

 その後、空也上人も当寺に参籠したといわれ、境内清泉龍女水は、上人と清滝龍神の話を今に伝えている。平安時代の末期には、九条兼実が当地に閑居し、兼実を訪れた法然上人、親鸞聖人が、それぞれ刻んだといわれる三祖像を残る。また、本堂前の時雨桜は、別離を惜しんだ親鸞が手植したものといわれている。

 宝物殿には、千手観音立像、阿弥陀如来坐像、伝善哉童子立像、竜王立像、十一面観音立像、聖観音立像などの平安時代の木像群や空也上人立像、伝藤原兼実坐像(いずれも鎌倉時代作)の重要文化財を安置している。右京区嵯峨清滝月ノ輪町

基本情報

正式名称 月輪寺
住所・所在地 嵯峨清滝月ノ輪町

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