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五智山蓮華寺

 真言宗御室派の別格本山で、寺庭にある丈六の石造五智如来像をもって世に知られる。

 古くは蓮華峰寺と称し、平安時代初期、藤原康基が建立し、後冷泉天皇の御願寺に準ぜられた名刹(めいさつ)である。はじめ、広沢池の北西にあったが、応仁の乱後、鳴滝の音戸山山腹に移され、久しく荒廃していたが、寛永18年(1641)に江戸の樋口兵太夫翁が再興し、山頂に木食(もくじき)上人単称(たんしょう)が彫刻した石造五智如来像を安置した。その後、乗円・雲寂上人等を出して栄えたが、火災にかかって焼亡し、昭和3年、現在の地に再興されたが、石仏群のみは山上にとどまっていたのを昭和33年にこの地に移された。

 本堂には本尊阿弥陀坐像を安置し、不動堂には、寛朝大僧正が円融天皇中宮藤原詮子のために安産を祈ったといわれる不動明王像を安置する。右京区御室大内

基本情報

正式名称 五智山蓮華寺
住所・所在地 御室大内(仁和寺東側)

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