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駒札・歌碑

鯖街道と八丁平

久多からオグロ坂峠を越えて八丁平に向かう道筋は、若狭と京都を繋ぐ鯖街道(若狭街道)と呼ばれる古くからの主要な交通路であった。道幅が六尺(約1.8m)あったことから六尺道とも呼ばれた。オグロ坂峠の南側に広がる八丁平は、盆地状の谷間の平坦な部分の周囲がおよそ八丁(約870m)であることからこの名がついたといわれている。西側の峰床山とこれから伸びる尾根と、東側の滋賀県境となる稜線に囲まれたその中央部には西日本では数少ない高層湿原があり、湿原の堆積物は約2万5千年前からの生物相や気候を記録しており学術上きわめて貴重な存在である。また、ミズナラ、クリ、トチノキ、カエデ類の落葉広葉樹林に囲まれ、現在もヤチスギランをはじめ希少な動植物が生息している。このため、平成28年3月に京都丹波高原国定公園第1種特別地域に指定され保護されている。
京都市

基本情報

正式名称 鯖街道と八丁平
よみがな さばかいどうとはっちょうだいら
住所・所在地 左京区久多の宮町

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