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顕本法華宗 総本山妙満寺

 当寺は,康応元年(一三八九),日什大正師によって,京都六条室町坊門(現在の烏丸五条辺り)に開創された。
 釈迦牟尼仏を教主,日蓮大聖人を宗祖,日什大正師を開祖とし,日蓮大聖人が定められた大曼茶羅を御本尊,法華経を所依の経典とする顕本法華宗の総本山である。
 日什大正師は,天台宗の僧侶であったが,六十六歳の時に日蓮大聖人の御書を拝読して改宗,帝都弘通を志し,妙満寺を建てて根本道場として。
 日什大正師の入滅後,弟子たちは当寺を法城として教線を拡げるが,応仁の乱など幾度かの兵火に遭い,そのつど洛中に寺城を移し,天正十一年(一五八三)には寺町二条に移され,約四百年間「寺町二条の妙満寺」として親しまれた。
 街中の喧騒を離れるため,昭和四十三年に「昭和の大遷堂」を挙行,当地に移り今日に至る。
 見どころに,枯山水の庭園「雪の庭」,能や歌舞伎など古典芸能の演目で知られる「道成寺」由来の霊鐘「安珍清姫の鐘」がある。

基本情報

正式名称 顕本法華宗 総本山妙満寺
よみがな けんぽんほっけしゅう そうほんざんみょうまんじ

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