八幡宮大杉
この大杉は,推定樹齢が六百年で中川地域では最も古い杉であり,品種としては,白杉と言われている。まっすぐで木肌が白くて美しく,北山杉の元祖と崇められている。白杉は,花が咲かず,実もならず,スギ花粉は出さない。
北山杉は,この大杉から枝を取って挿し木をして苗木が作られ,山に植林されてきた。その枝からさらに挿し木が行われて,これが数百年間繰り返されてきた。挿し木方法は,交配が行われることなく,親木の遺伝子がそのまま受け継がれていくので,白杉のよい遺伝子を持った北山杉を増やしていくには,最もよい方法であった。
今日の北山林業があるのはこの大杉(母樹)のおかげであり,六百年もの間,風雪や雷にも耐えてきたところから,地元では御神木として,大切に保存されている。
基本情報
正式名称 | 八幡宮大杉 |
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よみがな | はちまんぐうおおすぎ |
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