元真如堂(換骨堂)
真如堂の境外塔頭で、またの名を換骨堂と呼ばれている。 当寺は、もと東三條院(一条天皇の母、藤原詮子(せんし))の御所であったが、正暦三年(992)、女院は夢告により、叡山常行堂の阿弥陀如来像を遷座し、戒算(かいさん)上人を開基として、同五年(994)、当地に真如堂を建立した。 以後、真如堂は永くこの地にあったが、応仁の乱の兵火で荒廃し、元禄六年(1693)に当地の西南に再建され、当地には、念仏堂と呼ばれた小堂宇が残された。その後、天保元年(1830)の地震により一時荒廃したが、同13年(1842)、尼僧黙旨が尼衆の請に応じて尼僧寺院として再興し、以後永代尼僧の住職を許された。 境内には、東三條院の供養塔のほか、戒算上人が蓮華童子の教示によって発掘したと伝えられる閼伽井(あかい)(蓮華水(れんげすい))がある。左京区浄土寺真如町
基本情報
正式名称 | 元真如堂(換骨堂) |
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住所・所在地 | 浄土寺真如町 |
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