真如堂
鈴声山真正極楽寺と称し、天台宗に属する。 叡山の戒さん(かいさん)上人が永観2年(984)一条天皇の御母東三条院藤原詮子の御願によって神楽岡(かぐらおか)東の離宮内に堂を建て、慈覚大師の作と伝える阿弥陀如来の像を安置したのがこの寺のはじまりである。その跡は、現寺地の東北に当たり、「元真如堂」という。のち幾度か寺地を変え、文明17年(1485)足利義政が旧地に再興したが、その後また他に転じ、元禄6年(1693)旧祉の西南、現在地に復した。 今の堂舎は宝永2年(1705)再建で、本堂の本尊阿弥陀如来立像一躯(重要文化財)は平安時代後期の作である。 寺宝には室町時代の真如堂縁起三巻(重要文化財)ほか、寿永2年(1183)仏師運慶の願経として名高い法華経六巻(国宝)などがある。 境内には後西天皇の皇女真珠院宮の墓をはじめ、藤原氏一門や春日局の生父 斎藤内蔵助利三など著名な人の墓が多い。また、紅葉の名所として知られている。左京区浄土寺真如堂町
基本情報
正式名称 | 真如堂 |
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住所・所在地 | 浄土寺真如町82 |
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