天得院
臨済宗東福寺の塔頭。
正平年間(1346~70)東福寺第30世住持、無夢一清禅師が開創。慶長19年(1614)に文英清韓(ぶんえいせいかん)長老が住菴となった。清韓は、豊臣秀頼の請に応じ方広寺の鐘名を撰文したが、銘文中の「国家安康、君臣豊楽」の文字が徳川家を呪詛するものとして家康の怒りを招き、寺は取りこわされたといわれる。
現在の堂宇は天明9年(1789)に再建されたもの。荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)の句碑がある。
杉苔に覆われた枯山水の庭に、初夏には凛と咲く桔梗の青や白の花が美しく「桔梗の寺」として親しまれている。
秋には紅葉を愛でることができ、ライトアップも行われる。
「桔梗を愛でる特別拝観」毎年6月下旬~7月中旬 9時~16時受付
「紅葉を愛でる特別拝観」毎年11月中旬~12月初旬 9時~20時受付 16時以降ライトアップ実施
■庭園
天得院の庭園は、築地塀に囲まれた枯山水。庭一面を覆う苔の大海に皐月の刈込と自然石が島のように点在し桔梗が風にそよぐ。華頭窓からの眺めも良し。桃山時代作。
桔梗6月中旬~7月上旬。現在桔梗は300本以上。秋には紅葉と苔のコントラストも見事で夜にはライトアップも行われる。
11月中旬~3月上旬 さざんか、つばき(外から観られる)
4月中旬~4月30日 きりしま(拝観不可)
6月上旬~中旬 1回目はぎ(外から観られる)
9月上旬~中旬 2回目はぎ(外から観られる)2度咲きの萩で有名
9月中旬 ふじばかま・つわぶき・白ひがんばな(外から観られる)
11月 紅葉
土塀に沿って100mほど一年中四季折々の花が咲きほこります。
初夏と秋に特別公開される。
基本情報
正式名称 | 天得院 |
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よみがな | てんとくいん |
通称名称 | 桔梗の寺 |
よみがな | ききょうのてら |
住所・所在地 | 京都市東山区本町15丁目802 |
アクセス | JR・京阪電車・市バス「東福寺」駅下車、徒歩約7分 |
開催日時 | - |
営業時間 | 特別拝観 6月下旬~7月中旬 9:00~16:00 11月中旬~12月初旬 9:00~20:00 詳細な日程等はホームページ参照。 特別拝観以外の期間は非公開。 |
定休日 | - |
TEL | 075-561-5239 |
ホームページ | https://tentokuin.jp/ |
料金・入場料・拝観料
『桔梗を愛でる特別拝観』 6月下旬~7月中旬 料金:大人500円 小中学生300円 未就学児無料(保護者同伴に限る)
『紅葉を愛でる特別拝観』11月中旬~12月初旬 料金:大人600円 小中学生300円 未就学児無料(保護者同伴に限る)
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