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麟祥院

麟祥院

 当院は臨済宗妙心寺派に所属する。

 徳川3代将軍家光の乳母春日局を開基とする妙心寺の塔頭で、開祖は肥前藩主鍋島勝茂の子碧翁愚完(へきおうぐかん)である。

 正暦年間(990~994)に源頼信の創建した天神社があったのを家光が鎮守社となし局の香萃寺をここに建立したと伝える。

 寛永11年(1634)院領朱印二百石が特賜された。当初、仙洞女御所釣殿であった建物を後水尾天皇より局に下賜されて後、二条城に移築し、局在世中は能舞台として使われたという。寛永20年局逝去後は当院に移し祠堂となり、現今は霊屋(たまや)として保存されている。

 明治30年(1897)現在の花園学園の校地の位置から現在の地に移され、明治43年(1910)書院式枯山水様式の庭園が作られた。

 釣殿の襖絵、春日局画像、同木像等のすぐれた所蔵品のほか、海北友雪筆「雲龍図」は特に有名である。右京区花園妙心寺町

基本情報

正式名称 麟祥院
住所・所在地 花園妙心寺町49

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