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法金剛院

法金剛院

 五位山(ごいさん)と号する律宗の寺である。

 この地は、平安時代の初め、右大臣清原夏野(きよはらのなつの)が山荘を営んだところで、夏野の没後、寺に改めて双丘寺(ならびがおかでら)と称したのが当寺の起りである。その後、寺は次第に荒廃したが、大治5年(1130)鳥羽上皇の中宮待賢門院(たいけんもんいん)が再興し、寺名を法金剛院と改めた。

 本堂は、元和4年(1618)に再建されたもので、堂内には、本尊の阿弥陀如来坐像、十一面観音坐像、僧形(そうぎょう)文殊坐像(いずれも重要文化財)などを安置している。また、寺宝としては、蓮華式香炉(重要文化財)などの工芸品、書画などを多数蔵している。

 庭園(特別名勝)は、昭和45年(1970)に発掘復原されたもので、池の北の「青女(せいじょ)の滝」など、平安時代の風情を今に伝えている。また、背後の山は、山頂からの眺めがすばらしいので、仁明天皇が山に従五位下の位を授けたことから五位山と呼ばれている。右京区花園扇野町

基本情報

正式名称 法金剛院
住所・所在地 花園扇野町49

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