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駒札・歌碑

洞谷寺

洞谷寺

正式名称は「龍雲山瑠璃光王院洞谷禅寺」という。曹洞宗の寺で釈迦牟尼仏を本尊とする。天正十年(一五八二)に始まり、もとは現在墓地となっている境内奥に建立され、そこが谷の東に当たったことから、東谷庵と称した。また、当時は薬師如来(別名瑠璃光仏)を本尊としたことから瑠璃光王院とも呼ばれた。墓地の奥の大きな岩の上に、「父母のしきりにこひし雉子の声」と彫られた松尾芭蕉の句碑が建っている。この句は芭蕉が父母の位牌をおさめた高野山に詣でたときに詠んだものといわれ、「キジの鳴き声を聞いていると、父母がしきりに恋しいと鳴いているように聞こえる」という意味が込められている。

基本情報

正式名称 洞谷寺
よみがな とうこくじ
住所・所在地 雲ケ畑中津川町

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