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願王寺

願王寺

 この辺りは木辻町と云って、平安京の木辻大路から生れた地名である。

 「木辻(きつじ)」と読むところから「橘次(きつじ)」と訛語され、金売りの商人「吉次」に及び、そして「吉次」から源義経(幼名牛若丸)が連想され、伝えられて今日の伝説となって「首途(かどで)」を附会したものと考えられる。

 当寺はご本尊、地蔵菩薩が義経のその後の行状から、長途の旅、志願随應の霊験著しく、庶衆の悲願を叶えられるところから願王と云われ、願王寺と号され、現在は臨済宗妙心寺派に属している。

 「宝沢山松樹院願王寺地蔵堂略縁起」文久3年(1863)には、「願王寺地蔵尊は長途の旅の安泰を祈願して、全く無事に使命を達成し得、なおも続いて源家の天下を将来し得た。この感謝が願王寺地蔵堂の建立となったもの」と誌されている。

 交通安全などの願王として今日なお崇められている。右京区花園木辻南町

基本情報

正式名称 願王寺
住所・所在地 花園木辻南町22

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