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愛宕念仏寺

愛宕念仏寺

 等覚山(とうかくざん)と号し、天台宗延暦寺派に属する。

 寺伝によれば、当寺は、稱徳天皇の創建といわれ、その後、延喜11年(911)、比叡山の僧、千観阿闍梨(せんかんあじゃり)によって中興されたと伝えられている。

 当初は、東山区松原通大和大路東入弓矢町の地にあったが、大正11年(1922)にこの地に移築された。

 本堂(重要文化財)は、方五間、単層、入母屋造で、度々移建され、補修を加えられているが、鎌倉時代中期の和様建築の代表的遺構である。堂内には、本尊十一面千手観音像や二十八部衆群像などを安置している。特に、千観内供像は、口を開いて念仏唱名(しょうみょう)する千観の姿をあらわした鎌倉時代の肖像彫刻の逸品である。また、地蔵堂には愛宕山本地仏火除地蔵菩薩像を安置している。

 境内には、永正9年(1512)の造刻銘のある石塔姿をはじめ、1200体に及ぶ羅漢像が建ち並んでいる。右京区嵯峨鳥居本深谷町

基本情報

正式名称 愛宕念仏寺
住所・所在地 嵯峨鳥居本深谷町2-2

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