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鳥辺野

 鳥辺野は、阿弥陀(あみだ)ヶ峰(鳥辺山(とりべやま))を中心にして西方に広がる山麓一帯を言う。北辺は清水寺南、西大谷を含む辺りから、南辺の今熊野観音寺北、一条天皇皇后定子陵のある鳥戸野陵に至る地域を総称している。

 平安時代以来の墓所として、北の蓮台野、西の化野とともに京都の三大墳墓地をなしており、北辺の鳥辺野は専ら庶民の墳墓が多く、南は皇族、貴族の墳墓地が多いのが特徴になっている。

 藤原道長をはじめ、藤原一族の火葬の地であり、また、親鸞上人の荼毘(だび)所もまたこの地域にある。

 現在の鳥辺野は、主として慶長以降の墓地で、とくに江戸時代の儒学者の墓が多い。東山区五条橋東6丁目(実報寺)

基本情報

正式名称 鳥辺野
住所・所在地 五条橋東6丁目(実報寺)

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