中尾山宗蓮寺
当寺院は室町末期,応仁の乱(1477)の後,鎌倉・光明寺の僧,圓誉上人により開山された。宗派は浄土宗に属し,村人に教えを広め,今日に至っても村の菩提寺として親しまれている。
当山に伝承されている逸話として,圓誉上人は,この地に生息していた猿や鹿を狩猟から守るべく「南無阿弥陀佛」と書いた御守を猿や鹿の首につり下げて命を守り可愛がり,別名
「猿名号の上人」と呼ばれていた。
近年「花の寺」としても世に知られ,春には北山杉の林立する中に山桜が遠近と咲き,庭の台杉の下には石楠花,エビネ草,九輪草が咲く。本堂前庭には,俳人清崎敏郎氏の揮毫による「磨かれて冬日まぶしむ杉丸太」と刻まれた杉塚が建立されている。また秋には,本堂奥にある書院からは,栂ノ尾より連綿と続く北山杉の雄大な借景とカエデの紅葉が見られる。
基本情報
正式名称 | 中尾山宗蓮寺 |
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よみがな | なかおざんそうれんじ |
住所・所在地 | 京都府京都市北区中川北山町214 |
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