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淳和院跡

淳和院跡

 この地は、平安前期、淳和天皇の後院(ごいん)淳和院があったところである。後院とは、天皇即位後の御所をいう。広さは東西約230メートル、南北約250メートル、池に面した華麗な御所で、高山寺はほぼ東南隅にあたる。天長10年(833)、仁明天皇に譲位された淳和天皇は、皇太后正子内親王とここに住まれ、後嵯峨上皇らも行幸になり文人を交えた遊宴がたびたびひらかれた。平安前期宮廷文化の一中心であり、淳和院の林泉の美を詠じた文学作品も多くのこされている。承和7年(840)上皇がこの地で崩御されてのち、皇太后は出家され、淳和院は仏道修行の道場となり、薨後(こうご)は遺命により寺となった。高山寺はその故地に建てられたものである。なお淳和院は別名西院といい、西院の地名の起源でもある。中京区西大路四条高山寺町 高山寺内

基本情報

正式名称 淳和院跡
住所・所在地 西大路四条角 高山寺内

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