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更雀寺

 森豊山と号し、浄土宗西山派に属し、禅林寺(永観堂)の末寺である。寺伝によると延暦12年(793)桓武天皇の勅を奉じて賢憬が観学院址(ここから西北約700メートル)に法相宗の寺を創建したのが起りという。

 その後、たびたび火災にかかり、後醍醐天皇のとき藤原藤房が再建して、更雀寺の勅額を賜り、文禄、慶長の項(1592~1614)僧浄春が再興してからは浄土宗に改めた。寛永3年(1626)森豊後守が寺域をこの地にうつしてから森豊山と号して現在にいたった。

 本堂には本尊阿弥陀如来像を、地蔵堂には壬生狂言で有名な桶取地蔵を安置する。

 境内に一基の五輪石塔(雀塚)があり、むかし奥羽の辺地で歿した藤原実方朝臣の霊が雀と化して帰来したのでその霊を祀ったものといわれる。よって寺名を「すずめの寺」ともいう。左京区静市市原町

基本情報

正式名称 更雀寺
住所・所在地 静市市原町738-1

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