松尾大社
渡来人秦氏が一族の氏神として信仰した古い社。大山咋神・市杵島姫命を祭り、境内に霊亀ノ滝、亀ノ井の名水があり、酒造家の信仰が厚い。室町初期の作で松尾造といわれる本殿(重文)ほか拝殿、釣殿、楼門など社殿が多く、等身大の神像(重文)は平安初期の作。4月20日以降初めての日曜の「神幸祭」は1000年の歴史を持つ祭礼。この祭では七条通の桂大橋上流付近で舟渡御(川渡り)を行うのが圧巻。桂離宮の対岸の河原斎場で神輿が6基そろって祭典を行う。川原は見物客であふれる。
初めての本殿建立:大宝元年(西暦701)
松尾大社にある室町時代建築の重要文化財建造物。応永4年(1397)の建造で天文11年(1542)大修理を施したもので、両流造りではあるが、普通のものと違い、切妻造りに似た建築で、「松尾造り」と呼ばれる様式を持つ。
■松風苑
松尾大社の庭園は、重森三玲の手になる現代の庭で、上古の庭は古代の神の依り代である磐座を再現する試み。ほかに、遣水を主体とした曲水の庭、池泉様式の蓬莱の庭。
■木造神像男神坐像
松尾大社にある平安時代作の重要文化財彫刻。2体。同大社の女神坐像とともに日本神像彫刻の遺品中で最古のものといわれている。常時公開…神像館現在21体の神像を公開。
■木造神像女神坐像
松尾大社にある平安時代作の重要文化財彫刻。同大社の男神坐像とともに日本神像彫刻の遺品中で最古のものといわれている。常時公開…神像館
■亀の井
松尾大社本殿の東北隅にある清泉で、昔から良質の地下水がわき出て室町期から酒造りに使われたという。いまもこの水を入れると酒が腐らないといわれ、酒造家や氏子が祭神とともに尊ぶ風習が残っている。
基本情報
正式名称 | 松尾大社 |
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よみがな | まつのおたいしゃ |
通称名称 | - |
よみがな | - |
住所・所在地 | 京都市西京区嵐山宮町3 |
アクセス | 阪急電車嵐山線「松尾大社」駅下車、徒歩約3分 市バス・京都バス「松尾大社前」下車、徒歩約3分 |
開催日時 | - |
営業時間 | 5:00~18:00(閉門) ※受付終了16:00 |
定休日 | 無休 |
TEL | 075-871-5016 |
ホームページ | http://www.matsunoo.or.jp/ |
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