御香宮神社
平安期、境内から病気に効く香水がわき出たので清和天皇からこの名を賜ったという。桃山期の特色ある建築物のうち表門や極彩色彫刻の本殿は重文。神功皇后ほかを祀り、豊臣秀吉は伏見城の守り神とした。書院の庭は、小堀遠州ゆかりの石庭。鳥羽伏見の戦いでは薩軍の屯所に。10月上旬の9日間におこなわれる神幸祭は「伏見祭」といわれ伏見随一の祭。獅子一対・神輿3基、武者行列のほか、多数の氏子が出仕しての行列がある。1日目、8日目夕方から趣向をこらした大小の花傘が氏子各町から「アラウンヨイヨイ…」のかけ声で参加し、夜遅くまでにぎわう。
建立:現在の本殿の建立 1605(慶長10)年
環境省名水百選認定 「伏見の御香水」
御香宮神社は樹木に囲まれた神聖な境内。庭園は社務所内にある。
江戸時代初期小堀遠州公が旧伏見奉行所内に作った庭園を戦後神社に移築した。形式は鶴亀式の枯山水で枯滝の三尊を連続させた石組、書院手前の大きな手水鉢が印象的。
■伏見の御香水
豊臣秀吉らにゆかりの御香宮神社境内の井水。平安時代に香りのよい良水が湧いたといい、伏見七名水の代表。明治期に水枯れを起こしたが井戸を掘下げ復元した。伏見の酒の仕込み水と同じ水脈でもあり、水汲みの人で毎日にぎわう。環境省名水百選に指定。
■伏見城跡出土遺物展示室
伏見城跡出土遺物展示室は御香宮神社の社務所の一画に設けられ、下水道工事や伏見城の発掘調査で出土した瓦の一部を公開している。
展示されているのは、大名屋敷の家紋入りの軒丸瓦や伏見城の鯱の断片、使用目的は明らかでないが精巧な亀甲飾りの瓦など100点余り。中でも家紋入りの金箔瓦は出土例が少なく、収集家の垂涎の的。
基本情報
正式名称 | 御香宮神社 |
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よみがな | ごこうのみやじんじゃ |
通称名称 | - |
よみがな | - |
住所・所在地 | 京都市伏見区御香宮門前町174 |
アクセス | 京阪電車「伏見桃山」下車、徒歩約5分 近鉄電車「桃山御陵前」下車、徒歩約5分 市バス「御香宮前」下車、徒歩約1分 |
開催日時 | - |
営業時間 | 9:00~16:00(受付終了16:00) |
定休日 | 不定休 |
TEL | 075-611-0559 |
ホームページ | http://gokounomiya.kyoto.jp/ |
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