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鹿王院

鹿王院

 覚雄山(かくゆうざん)と号し、臨済宗の寺院である。

 康暦二年(1380)、足利義満が春屋妙葩(しゅんおくみょうは)(普明国師)を請じて、この地に大福田宝幢禅寺(ほうとうぜんじ)を建立し、更に嘉慶元年(1387)、その境内に開山塔を建て、鹿王院と称したのが当院の起こりである。宝幢禅寺は、京都十刹の第五位に位し、近在の天竜寺、臨川寺と並び違容を誇ったが、応仁の乱後に退転して、当院に合併された。寛文七年(1667)に至り、酒井田忠知の子虎岑(こしん)が当院堂舎を修復し、現在に至っている。

 仏殿(開山堂)には、本尊釈迦如来像、普明国師像、足利義満像を祀る。舎利殿には、源実朝が宋から求めたという仏牙舎利を納めた宝塔を安置し、毎年10月15日に開扉される。

 寺宝としては、夢窓国師画像、明兆筆釈迦三尊及び三十祖画像など、多くの貴重な文化財を蔵する。右京区嵯峨北堀町

基本情報

正式名称 鹿王院
住所・所在地 嵯峨北堀町24

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