高山寺
日照山と号し、浄土宗に属する。本堂に子安地蔵と呼ぶ地蔵尊を安置している。当寺では、この像は足利尊氏が近江の堅田にあったものをこの地に移し、足利義政の妻富子もこの地蔵尊に祈って義尚を生んだという由緒を伝えている。 室町時代、洛内六地蔵の一つとして霊験高く、人々が群参し、とくに江戸時代になると子安地蔵尊としての信仰のほかに、当寺のある「西院」がそのころ「サイ」と呼ばれていたころから「賽(さい)の河原地蔵和讃」中の賽の河原が、音(おん)が通じる関係もあって当寺のある西院と考えられるようになり、多くの人々の信仰を集めた。この和讃のすじは「賽の河原で大勢のみどり兒達が親を偲んで河原の石で塔を積んでいると、地獄の鬼が出て鉄棒で塔をくずし、みどり兒を苦しめる、このとき地蔵が現われ子供達を守る」というものでこの地蔵が当寺の子安地蔵と考えられたのである。右京区西院高台寺町
基本情報
正式名称 | 高山寺 |
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住所・所在地 | 西大路四条北東角西院高山寺町18 |
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