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涌泉寺

 日蓮聖人法孫日像上人(にちぞうしょうにん)を開山とする関西法華信仰最初の霊場。涌泉寺七面宮日輪ノ瀧の御法水で四海の首題(南無妙法蓮華経のお題目)を揮毫し京都に教宣を拡大していく。
 妙泉寺(みょうせんじ)を松ヶ崎小学校として使用するため大正7年(1918)本涌寺(ほんゆうじ)跡に移転、涌泉寺と改名する。
 妙泉寺は、はじめ天台宗に属して歓喜寺(かんきじ)という名の寺院であったが、一村改宗し法華経信仰になる。永仁年間(1295頃)日像上人が京都に布教に来られた際、当時の歓喜寺住職実眼(じつげん)をはじめ、村人が説法に感激一村改宗し、お題目を唱えながら踊ったとされている。
 その踊りは「松ヶ崎題目踊」の名で有名になり江戸時代の初めには後水尾(ごみずのお)上皇も見物に御幸されたこともあったという。法華経の功徳を歌詞に折り込みながら踊り明かす姿は熱心な法華信仰そのものである。京都市無形民俗文化財。お盆の踊りとしては日本最古のものとされる。
 本涌寺は教蔵院日生上人を鼻祖とする檀林(松ヶ崎檀林)で、全国各地から僧風教育を学ぶために集まって来た。現在、本堂及び生師廟は京都市指定・登録文化財(建造物)であり、日蓮宗檀林の遺構を現在に伝える貴重な建造物である。
 
京都市

基本情報

正式名称 涌泉寺
よみがな ゆうせんじ
住所・所在地 左京区松ヶ崎堀町53

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