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旧小林家住宅

当主屋は,京都府船井郡園部町宍人(ししうど)にあったのを,昭和54年から同57年にかけて移築復原されたものである。もとの所有者である小林家は,江戸時代には宍人村の庄屋を勤めていた。
文化六年(一八〇九)の建立で,屋根は入母屋造茅葺で妻入とし,その内部は片側に土間を寄せ,他方に二列三室づつの六室を並べた,いわゆる摂丹型に属する民家で,丹波南部地域の江戸時代後期農家の一典型を示している。
この主屋の建築年代については,小林家所蔵の「小林九兵衛日記」や戸袋底板裏座敷長押裏の墨書により知られる。また,番付と梁伏を兼ねた板図も保存されており,民家遺構としては珍しく多くの資料が揃っていて,農家建築の実態と動向を知る上でも重要な資料価値を持っている。
なお,ここ嵯峨の地もこの主屋と同じ摂丹型民家の分布域に属している。(京都府指定文化財)
京都市

基本情報

正式名称 旧小林家住宅
よみがな きゅうこばやしけじゅうたく
住所・所在地 右京区嵯峨天竜寺芒ノ馬場町45-15

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