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繁昌社

繁昌社の祭神は宗像三女神、田心姫命、市杵島姫命、湍津姫命である。三女神は、海上交通の神で、商品流通の守護から「市の神」として信仰されている。江戸時代には、功徳院と号し、真言宗の僧によって管理されていたが、明治の神仏習合により神社だけが残った。
当社はもと「班女ノ社」とも、「半女ノ社」とも称し、牛頭天皇の妃針才女を祀り、それが転訛し班女になったと伝える。
また、「宇治拾遺物語」巻3の中に、「長門前司の娘が亡くなった後、遺骸を運び出そうとしたが動かず、塚になった」と記す。この塚が、社の北西方向(仏光寺通に抜ける小路の中ほど)に現在に残っている「班女塚」だと伝える。
後世の書物に、「班女と繁昌は同音の為、男女参拝し子孫繁盛を祈願する」と書かれ、縁結びの神として詣でられる他、市杵島姫命は仏教の「弁財天」と解されることから、商売繁盛・諸芸上達の利益があるという。 京都市

基本情報

正式名称 繁昌社
よみがな はんじょうしゃ

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