志明院(金光峯寺)
岩屋山と号し、真言宗単立寺院である。一般に岩屋不動(いわやふどう)と呼ばれている。寺伝によれば、白雉(はくち)元年(650)に役行者(えんのぎょうじゃ)が創建し、のち、天長6年(829)弘法大師が淳和天皇の命により再興した。以来皇室の勅願所として崇敬が深く、天下の平和の祈願のため諸堂開扉の詔があり、この時「志明院」の勅額を天皇から賜わり、これを寺号にしたという。度々兵火や火災に遭い、現在の主要建物は明治以降の再建である。 本堂には空海の開眼と伝える不動明王を安置し、奥院である根本中院には菅原道真の手彫と伝える眼力不動明王を安置している。また、境内には歌舞伎「鳴神(なるかみ)」で有名な鳴神上人が龍神を閉じこめた所と伝承される護摩洞窟(ごまどうくつ)など修験道(しゅげんどう)にちなむ伝承地が多い。また、付近一帯には京都市の天然記念物である石楠花(しゃくなげ)が多く、四月下旬に開花して美しい。北区雲ヶ畑出谷町
基本情報
正式名称 | 志明院(金光峯寺) |
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住所・所在地 | 雲ヶ畑出谷町261 |
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