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延暦寺

天台宗の総本山 比叡山は、京都と滋賀の県境にあり、東には「天台薬師の池」と歌われた日本一の琵琶湖を眼下に望み、西には古都京都の町並を一望できる景勝の地でもあります。このような美しい自然環境の中で、一千二百年の歴史と伝統が世界に高い評価をうけ、平成6年(1994)にはユネスコ世界文化遺産に登録されました。

山は古代より「大山咋神(おおやまくいのかみ)」が鎮座する神山として崇められていましたが、この山を本格的に開いたのは、伝教大師最澄(でんぎょうだいしさいちょう)上人(766~822)でありました。最澄は延暦7年(788年)、薬師如来を本尊とする総本堂・根本中堂を創建して比叡山を開きました。
最澄が開創した比叡山は、日本の国を鎮め護る寺として朝廷から大きな期待をされ、桓武天皇時代の年号「延暦」を寺号に賜りました。
最澄は鎮護国家の為には、真の指導者である「菩薩僧(ぼさつそう)」を育成しなければならないとして、比叡山に篭もって修学修行に専念する12年間の教育制度を確立し、延暦寺から多くの高僧碩徳を輩出することになりました。
特に鎌倉時代以降には、浄土念仏の法然上人、親鸞聖人、良忍上人、一遍上人、真盛上人、禅では臨済宗の栄西禅師、曹洞宗の道元禅師、法華経信仰の日蓮聖人など日本仏教各宗各派の祖師方を育みましたので、比叡山は日本仏教の母山と仰がれています。
比叡山延暦寺の最盛期には三千にも及ぶ寺院が甍を並べていたと伝えていますが、延暦寺が浅井・朝倉両軍をかくまったこと等が発端となり、元亀2年(1571)織田信長によって比叡山は全山焼き討ちされ、堂塔伽藍はことごとく灰燼に帰しました。
その後、豊臣秀吉や徳川家の外護や慈眼(じげん)大師天海大僧正(1536~1643)の尽力により、比叡山は再興されました。

見学所要時間:約1時間~6時間

基本情報

正式名称 延暦寺
よみがな えんりゃくじ
通称名称 -
よみがな -
住所・所在地 大津市坂本本町4220 比叡山
アクセス 【路線バス利用】JR京都駅・京阪三条駅・京阪出町柳駅より比叡山頂行き(京阪バス57系統・京都バス51系統)に乗車(約60分)延暦寺バスセンター下車、徒歩すぐ(※西塔・横川へは延暦寺バスセンターより横川行き山内シャトルバス利用)
【京阪電車・叡山電鉄・八瀬ケーブル利用】京阪 出町柳駅から叡山電鉄にて八瀬比叡山口駅へ。叡山ケーブルに乗換、ケーブル比叡駅へ。叡山ロープウェイに乗換、比叡山頂駅。山内シャトルバスにて、延暦寺バスセンター下車、徒歩すぐ(※西塔・横川へは延暦寺バスセンターより横川行き山内シャトルバス利用)
【お車利用】比叡山ドライブウェイ田の谷ゲートより車で約10分(東塔)~25分(横川)
開催日時 -
営業時間 -
定休日 -
TEL 077-578-0001
ホームページ https://www.hieizan.or.jp/

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