六波羅蜜寺
六波羅蜜寺は、天暦5年(951)光勝空也上人により開創された西光寺を前身とし西国三十三所第十七番観音霊場、日本最古の都七福神の一つ弁財天の札所として古くから知られ信仰を集めている。
現存する空也上人の祈願文によれば、応和3年8月(963)名僧600名を招き十数年かけて書写した金字大般若経の供養を行い、夜には五大文字に燈明を灯し大萬燈会(だいまんどうえ)を厳修し諸堂の落慶供養を盛大に営んだ。この法要が六波羅蜜寺の起こりである。
寿永2年(1183)の兵火で本堂を除いて焼失。現本堂(重文)は貞治2年(1363)の修営。昭和44年(1969)開創一千年記念の解体修理により色鮮やかな往時の姿に蘇る。空也上人立像、平清盛坐像(ともに重文)など平安、鎌倉時代の優れた彫刻が多い。
経巻を手にしたその風姿は平家物語に描かれている清盛の傲慢さは全くなく、仏者としての気品を覚える。
一門の武運長久を祈願し、朱の中へ血を点じて写経した頃の太政大臣浄海入道清盛公の像である。
■空也上人立像
運慶の四男 康勝の作。胸に金鼓-ごんぐ-を右手に撞木-しゅもく-を、左手に鹿の杖をつき、膝を露に草鞋をはき、
念仏を唱える口から6体の阿弥陀仏が現れたという伝承のままに洗練された写実的彫刻である。
基本情報
正式名称 | 六波羅蜜寺 |
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よみがな | ろくはらみつじ |
通称名称 | 六はらさん |
よみがな | ろくはらさん |
住所・所在地 | 京都市東山区ロクロ町81-1 |
アクセス | 京阪電車「清水五条」下車、徒歩約8分 市バス「清水道」下車、徒歩約5分 |
開催日時 | - |
営業時間 | 開門8:30~閉門16:30 令和館(宝物館)9:00~16:15(受付終了16:00) |
定休日 | 無休 |
TEL | 075-561-6980 |
ホームページ | http://rokuhara.or.jp/ |
料金・入場料・拝観料
令和館(宝物館)拝観
大人600円
大学生~中学生500円
小学生400円
30名以上の団体の場合は、各50円引き
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