法金剛院
平安時代の初め、右大臣清原夏野の山荘を没後寺とした。1130年(大治5)待賢門院の御願により当院を建立。円覚上人によって再興。丈六の本尊阿弥陀如来坐像(重文)は定朝様、平安時代後期の代表的な仏像である。庭園(特別名勝)は平安末期の池泉回遊式浄土庭園である。律宗。その他重文仏像多数あり。
建立:1130(大治5)年
法金剛院の庭園は、平安時代鳥羽天皇の中宮待賢門院が極楽浄土として造園させた池泉回遊式浄土庭園で、中でも「青女の滝」は石立の僧林賢と静意の作で巨岩を並べた雄大なものである。数少ない平安時代の庭園であって、発願者と作者がはっきりとし、その遺構がそのまま残っているのは誠に貴重で、特別名勝に指定されている。
■木造阿弥陀如来坐像(重文)
法金剛院にある平安時代作の重要文化財彫刻。像高約2.27mの寄木造りの像で、本堂の中央に安置する。円満相好な顔容は、定朝様のながれをくむ藤原仏の特徴を持つ、院覚の作と伝えられている。その他重文の仏像が多数安置されている。(常時公開)
■木造厨子入十一面観音坐像
法金剛院にある鎌倉時代作の重要文化財彫刻。像高69.2cmで、本堂に安置されている。手が四本ある珍しい像である。繊細豪華な金属工芸の装飾に飾られる。(常時公開)
■木造地蔵菩薩坐像
重要文化財。美術工芸品(彫刻)。指定書番号898。平安(後期)。丈六仏。法金剛院塔頭 地蔵院の本尊。
丈六仏で金目地蔵、叶地蔵様として一般信仰があつく、平常はガラス戸越しでの拝観が可能。地蔵様としては最大級の仏様。
■木造地蔵菩薩立像
重要文化財。平安。美術工芸品(彫刻)。指定書番号896。一木彫。ずんぐりした体つき。衣紋に古様を見せる。
■木造僧形文殊坐像
重要文化財。平安。美術工芸品(彫刻)。指定書番号897。
■地蔵院(法金剛院塔頭) 木造地蔵菩薩坐像
重要文化財。美術工芸品(彫刻)。指定書番号898。平安(後期)。丈六仏。
律宗。丈六仏で金目地蔵、叶地蔵様として一般信仰があつく、平常はガラス戸越しでの拝観が可能。
毎月23日10:30~11:30まで信者さんを集めて法要がある。地蔵様としては最大級の仏様。
基本情報
正式名称 | 法金剛院 |
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よみがな | ほうこんごういん |
通称名称 | - |
よみがな | - |
住所・所在地 | 京都市右京区花園扇野町49 |
アクセス | JR「花園」下車、徒歩約5分 市バス「花園扇野町」下車、徒歩約2分 京都バス「花園駅前」下車、徒歩約5分 |
開催日時 | - |
営業時間 | - |
定休日 | - |
TEL | 075-461-9428 |
ホームページ | http://houkongouin.com/ |
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