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2020年02月27日(木)

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観光情報のお知らせ

3月の京都の観光快適度(2020年3月分)予測結果解説

京都観光Naviでは、6ヶ月先までの京都市内全体の観光快適度を、曜日や天候などの過去情報をもとにAI(人工知能)が予測した結果をご確認いただけます。先日からの新型コロナウィルス感染症の影響が心配される一方で、3月は桜の開花が始まり、世界中から観光客が集まる人気のシーズンでもあります。2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)や2008年の新型インフルエンザが流行した当時は、外国人観光客数が現在ほど多くなく、観光快適度の予測に用いているビッグデータの測定もまだ始まっていなかったため、たとえAIを活用しても感染症の影響を予測する精度には限界があります。そうしたなかでの以下の予測結果は、2月上旬までの動向を踏まえつつ、今後徐々に影響が緩和するものと仮定を行って算出したものです。
 

2020年3月の観光快適度予測結果とおすすめ観光スポット

例年であれば3月後半から桜が開花し、学校も春休みに入ることから、週末を中心に各地で賑わいが予想されますが、今回の予測ではほとんどの日で「ゆっくりと観光ができる」という結果となりました。今年は春分の日が3/20(金)で3連休となる週末は、比較的賑わいを取り戻しますが、それでも例年と比べると落ち着いた状況になることが予想されます。





今年ならではのイベントとして注目なのが、京都御所での「高御座等の一般参観」です。3/1(日)~3/22(日)まで、今上天皇の即位礼正殿の儀に用いられた高御座と御帳台、威儀物等の一般参観が行われます。なお、月曜日は京都御所の休園日となりますのでご注意ください(ただし、3/2(月)は参観可)。また、行事等の実施のため参観できない場合がありますのでご注意ください。
 
新型コロナウィルス拡大を防止する観点から実施が延期されましたので、ご注意ください。




3月後半からは、各地でライトアップや特別公開が行われます。日本気象協会の予想によると、京都における開花は3/23(月)となっています。京都市観光協会が独自に調査を行って発表している「桜だより(3月中旬から更新予定)」を参考に、見頃を迎えたスポットを巡っていただければと思います。桜のライトアップイベント一覧はこちらから。また、昼間の時間帯も文化財等の特別公開を行っている寺社がたくさんありますので、ライトアップ前にぜひお立ち寄りください。春の特別公開の一覧はこちらから。



特に、3/20(金)からは、毎年恒例の「二条城桜まつり」が開催されます。遅咲きから早咲きまで、約50種300本の桜を楽しむことができます。夜は歴史的建造物や桜がライトアップされ、期間中は二条城の魅力を知ることができるさまざまな催しが実施されます。
 

リニューアルオープン!

3/14(土)から、京都市勧業館みやこめっせ内にある京都伝統産業ミュージアム(旧:京都伝統産業ふれあい館)が、リニューアルオープンします。春の新たな息吹を感じる3 月に、未来の伝統産業を担う職人たちの息遣いや、ものづくりを未来へと更新させる歩みを感じることができる企画展として「職人たちのマーチ - March of Craftsmen -」が開催されます。
そして3/21(土)からは、いよいよ京都市京セラ美術館がリニューアルオープンします。開館にあたっては、京都市美術館のコレクションの歴史を遡る「京都の美術 250年の夢」と題する記念展が始まり、かつてない規模で全国から総計400点を越える「京都の美術」が集まります。会期は12月までの長期間に渡りますが、まず初めに「最初の一歩:コレクションの原点」と題して、3/21(土)~4/5(日)に47点の作品が展示されます。さらに、今回新たに建設された「新館 東山キューブ」では、大型カメラを用いた高度な技術により仮想の御寺の荘厳を構想した作品を展示する「杉本博司 瑠璃の浄土」も、3/21(土)~6/14(日)まで開催されます。



先月もご紹介しました、第54回「京の冬の旅」の非公開文化財特別公開も、引き続き開催されています。とくに、大聖寺 (旧御寺御所)は3月のみの公開となりますので、この機会にぜひお越しください。その他、関連のイベントも含めた情報は「京の冬の旅」キャンペーンページでご確認ください。


 

京都市バスダイヤ改正

3/20(金)から、京都市バスのダイヤ改正が行われます。近年の観光需要の高まりを受けて、より快適に移動していただくために路線等の変更が行われますので、ご注意ください。主な変更点は以下のとおりです。

①京都駅八条口(南側)から清水寺へのアクセスが強化されます

京都駅から清水寺へのアクセス時に最もよく利用されるのは、京都駅烏丸口(京都タワーが見える北側)を発着する206号系統ですが、実は京都駅八条口(南側)を発着する207号系統も利用できることをご存知でしょうか?207号系統は車内、道路ともに比較的空いていることからオススメです。そこで今回、これまで「梅小路公園」と「二条駅」の間を運行していた58号系統の経路を変更し、207号系統と同様に五条坂と京都駅南側を通るようにすることで、同区間の輸送量が強化されます。東海道新幹線は京都駅の南側が乗降口となりますので、新幹線をご利用のお客様は、ぜひ207号系統や58号系統(土休日のみの運行)をご利用ください。

また、京都駅烏丸口(北側)と清水寺・祇園方面を結ぶ86号系統の運行日程が、土休日のみから平日まで拡大されます。

 

②金閣寺からの最寄り停留所が変わります

これまで金閣寺の最寄りであった「金閣寺前」停留所に発着する12号及び59号系統が、付近の混雑を回避するため経路変更となることから、金閣寺への最寄りは「金閣寺道」停留所となります。
  • この結果、金閣寺から四条河原町方面へは、「金閣寺道」北行停留所を利用いただくことになり、従来の12号及び59号系統の他に、205号系統もご利用いただけます。
  • また、金閣寺から二条城方面へは、「金閣寺道」南行停留所を利用いただくことになり、従来の12号系統の他に、101号、111号、204号系統がご利用いただけます。

 

急行102号系統(金閣寺と銀閣寺の間を運行)が前乗り後降り方式を導入します

混雑対策として一部の路線で導入されている前乗り後降り方式が、銀閣寺と金閣寺を結ぶ102号系統にも導入されます。乗車時に運賃のお支払いが必要となりますので、乗車前にご準備いただきますようお願いいたします。

その他、ダイヤ改正の詳細については、京都市交通局からのお知らせをご覧ください。

 

3月の京都観光を快適に過ごす おすすめプランまとめ

  • 新型コロナウィルスの影響により、例年と比べると1カ月をとおして快適に観光できることが予想されます。
  • 今年は桜の開花が早まる予報であることから、3/20(金)からの3連休は比較的賑わう可能性はあります。「桜だより」を参考に、各地での特別公開やライトアップをお楽しみください。
  • 京都市立美術館のリニューアルが注目です。
  • 市バスのダイヤ改正が行われます。清水寺方面へは、京都駅八条口(南側)からのアクセスも積極的にご活用ください。