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宝菩提院 願徳寺

 当寺は山号を 仏華林山 宝菩提院 願徳寺とする天台宗の寺院である。
寺伝によると奈良時代の少し前,白鳳八年(六七九年)に持統天皇の願いにより,向日市寺戸に創建された寺院で,当時は一キロメートル四方に伽羅のある,天台密教の秘法を行う大寺院であった。
 応仁の乱と信長の兵火により諸堂ことごとく灰尽となり,江戸時代に家康の加護を受けたものの,平安時代の面影は失われた。
 昭和三七年(一九六二年)に寺戸よりこの地に移転,再建された。
本尊に祀られる国宝仏である如意輪観世音菩薩は,平安時代(七九四年~一一八五年)の御姿で,唐よりの渡来仏であるとする説,あるいは渡来人の作であるとする両説がある。
 座り方は,踏み下げの像。
 左手は施無畏の印,生老病死の四苦から解放してくれるという,仏教の真理を現し,右手は与願の印で,願いをかなえてくれるという,現世利益を現す。
寺宝として、薬師如来,青不動(軸),太子二歳像などを蔵している。

基本情報

正式名称 宝菩提院 願徳寺
よみがな ほうぼだいいん がんとくじ

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