賀茂御祖神社(下鴨神社)
平安期以前の創祀で京最古の社の一つで山城国一の宮と崇められ、国事を祈願し、国民の平安を祈る神社として「賀茂斎院の制」「式年遷宮の制」等が定められた。祭神は賀茂建角身命と玉依媛命。国史跡「糺の森」の広大な境内には本殿(国宝)2棟や53棟の重要文化財社殿が並び、1994年(平成6)12月「古都京都の文化財」として、「世界遺産条約」に基づく世界文化遺産に登録された。5月15日の葵祭は優雅な王朝絵巻を再現する。
建立:本殿 1863(文久3)年(江戸後期) その他の社殿 1628(寛永5)年(江戸前期)
下鴨神社(賀茂御祖神社)にある「流れ造り」の国宝建造物。東西二棟からなり、左に賀茂建角身命、右に玉依媛命を祀る。現存する建物は、文久3年(1863)に造替されたもの。
■出雲井於神社(いづもいのへのじんじゃ)(通称名称:比良木社/ひらきしゃ)
下鴨神社の境内摂社。式内社。建速須佐乃男命を祀る。社名は、旧山城国愛宕郡「出雲」郷の総社であること、「井於」(川=鴨川の辺)に社が鎮座することに由来する。この神社の周囲には植えられた木はどのような葉も、柊のようにギザギザになることから、比良木社(柊社)とも呼ばれる。運開き、厄除け、茶道上達の信仰がある。例祭、10月14日
■井上社(通称名称:御手洗社/みたらししゃ)
下鴨神社の境内末社。祭神、瀬織津姫命。社名は、社が井戸の上に建てられていることに由来する。社前の池は御手洗池、下流の川を御手洗川と称する。土用丑の日に行なわれる足つけ神事(御手洗祭)、立秋前夜の「矢取り神事(夏越神事)」が行なわれる。御手洗池の南庭では、5月の葵祭りに先だって斎王代が禊をするところである。御手洗池に湧き出る水泡を象ったものが「みたらし団子」で、発祥の地と伝えられている。
■言社(ことしゃ)(通称名称:大国さん)
下鴨神社拝殿前の同神社摂社。大国主命はその働き毎に異なる7つの名前を持ち、その名前毎に7つの社が鎮座する。それぞれが十二支の守護神であり、1月成人の日、初大国えとまつり、10月9日の秋祭には多くの参詣者で賑わう。社殿は重要文化財。
一言社(東社) 大国魂神(巳、未歳守護神)
一言社(西社) 顕国魂神(午歳守護神)
二言社(北社) 大国主神(子歳守護神)
二言社(南社) 大物主神(丑、亥歳守護神)
三言社(北社) 志固男神(卯、酉歳守護神)
三言社(中社) 大己貴神(寅、戌歳守護神)
三言社(南社) 八千矛神(辰、申歳守護神)
■賀茂波爾神社(かもはにじんじゃ)(通称名称:赤の宮神社/あかのみやじんじゃ)
下鴨神社の境外摂社で、式内社。波爾安日子神、波爾安日女神を祀る。社名は、鎮座地側を流れる高野川かつて埴川と呼ばれていた事から、または祭神名から由来する。天照大神の弟神で大地を守護し、万物の生成発展、殖産興にはじめ方除、火災、災難、疫病、厄除け等の信仰が篤い。御蔭祭(御生神事)の時、路次祭が行われ、舞楽「還城楽(げんじょうらく)」が奉納される。
基本情報
正式名称 | 賀茂御祖神社(下鴨神社) |
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よみがな | かもみおやじんじゃ(しもがもじんじゃ) |
通称名称 | 下鴨神社 |
よみがな | しもがもじんじゃ |
住所・所在地 | 京都市左京区下鴨泉川町59 |
アクセス | 京阪電車「出町柳」駅下車、徒歩約10分 市バス「下鴨神社前」下車、徒歩約5分 |
開催日時 | - |
営業時間 | 6:00~17:00 ※季節により変動あり |
定休日 | - |
TEL | 075-781-0010 |
ホームページ | https://www.shimogamo-jinja.or.jp/ |
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