2025年12月01日(月)
「LIGHT CYCLES KYOTO」~日本最古の植物園で夜間に出会う“光と呼吸”の体験~
LIGHT CYCLES KYOTOとは ― 京都府立植物園で出会う夜のウェルビーイング体験
LIGHT CYCLES KYOTO(ライトサイクル京都、通称:LCK)は、京都府立植物園で開催される夜間限定のアートナイトイベントです。

企画・演出を手掛けるのは、カナダ・モントリオールを拠点とするマルチメディア・スタジオ Moment Factory(モメント・ファクトリー)。
ディズニーやマドンナ、安室奈美恵など様々なコラボレーションの実績があり、サグラダ・ファミリア(バルセロナ)やノートルダム大聖堂(パリ)など、世界各地の象徴的な場所で、作品を手掛けてきたチームです。最新のテクノロジーを駆使しながらも、彼らが大切にしているのは、その土地や建築、自然に宿る物語を、体験としてどう伝えるかということ。そんな彼らにとって、千二百年の歴史を持つ歴史都市、京都でのイベント開催は特別なものです。

夜の京都府立植物園では、都会の喧騒を離れ、植物の香り、差し込む光、そして響く音が、緩やかに溶け合います。ただ「みる」だけではなく、歩きながら“感じる”――。日々の緊張をほどき、心身を静かに整えてくれます。
京都府立植物園の歴史 ― 百年を超えて人と自然を繋ぐ文化の庭

京都府立植物園は、大正13年(1924年)に開園した日本初の公立植物園です。三井家による寄附をきっかけに誕生し、戦後の混乱期には一時閉園を余儀なくされながらも、市民や研究者の努力によって再生されました。以来、教育・研究・憩いの場として、多くの人々に愛されてきました。
そして開園から100年を迎えた2024年に記念事業として始まったのが、LIGHT CYCLES KYOTOです。長い年月をかけて人と自然の関係を育んできた植物園が、光や音といった新たな表現を通してその歴史と意義を現代に伝え、次の100年へと繋ぐプロジェクトです。

[開園当時の京都府立植物園]
京都駅から電車で15分北山駅から始まる“夜の森”への道

会場の府立植物園へは京都駅から京都市営地下鉄で約15分。北山駅は植物園北山門と直結しており、階段を上ると目の前に「植物園」の文字が現れます。北山門から温室へ向かう道のりは、まるで日常から非日常へと心が切り替わるための“プロローグ”。夜の空気に包まれながら、静けさへと向かう時間がゆっくりと流れ始めます。また、地下鉄北大路駅や市バス植物園前バス停からは、植物園正門からの入場が便利です。
夜の温室で感じる生命のリズム ― 光と音が導く4つの体験ゾーン
夜の温室を歩いて巡るLCK体験は、4つのゾーンで構成されています。
所要時間はおよそ45分。想像していた以上のスケールとクオリティに、思わず息をのむほどです。
それぞれのゾーンはまったく異なる世界観で構成されており、ひとつ進むごとに光や音、空気の温度までもが変化していきます。入口をくぐった瞬間から、まるで異世界へ足を踏み入れたような没入感に包まれます。


昼間に植物園を訪れたことがある人なら、昼間の姿との違いにきっと驚くはず。昼の穏やかさとは対照的に、夜の植物たちは光と音に呼応しながら、まるで“生きている”かのような存在感を放っています。
ZONE1「LIGHT WILL FIND YOU」

日本古来の「こもれび」にインスピレーションを受けたエリア。木々の隙間から繊細に差し込む光の筋が、色がゆるやかに変化し空間を彩ります。朝から夕、そして夜へ──1日を過ごすかのような光の移ろいを、その音とともに体感できます。
ZONE2「MEMORY OF WATER」

「水の記憶」をテーマにしたエリアでは、音や光、動きが調和し、雨音や雷鳴のような響きが溶け合い、まるで水に包まれるような浮遊感に浸ることができます。
ZONE3「INVISIBLE」

夜の砂漠を思わせる静謐な空間で、普段は見えない植物の命のリズムが表れる神秘的なエリアです。精細なプロジェクションマッピングによって、植物固有のパターンやリズムが浮かび上がり、サボテンたちのシルエットが際立ちます。そしてこのエリアのもうひとつの魅力は、鑑賞者自身にも光が当たり、まるで作品の一部のように浮かび上がることです。光と影のコントラストが美しく、思わず写真に収めたくなるフォトスポットとしても注目されています。
ZONE4「FOREST FREQUENCIES」

最後のエリアでは、南国の植物たちが明るく出迎えてくれます。近年の研究で、植物同士が、微弱な信号や振動を通じて、互いにコミュニケーションを取っていることが明らかになりつつあります。ここでは、そんな「植物たちの会話」を光と音で表現。まるで彼らが語り合っているようにも感じられる、不思議で心躍る体験が待っています。
LCKで購入できるグッズ ― 夜の記憶を持ち帰る

体験の余韻を"かたち"として持ち帰ることができるグッズ。京都府立植物園が所蔵する大森文庫から起用されたデザインや、園内のヒマラヤスギを再利用したアイテム、京都の事業者とコラボレーションした限定商品などが並びます。
ラインナップや制作の最新情報は、LCK公式サイトやSNSでぜひチェックしてみてください。
終わりに ― 夜の植物園で心をほどく

ファミリーやカップルだけでなく、都会に疲れた大人たちにこそ訪れてほしい、“静けさのための夜”。LCKでの体験は、アートやイベントという枠を超え、新しい“癒し”のかたちです。観客であることを忘れ、自らが自然の一部として響き合う――。そんな特別な時間が、夜の植物園に広がっています。
府立植物園がある、北山・北大路エリアは食事店やカフェ、パン屋さんが多く並び、LCKをお楽しみいただいた帰りの散策にもぴったりですし、昼間に大文字山が見える賀茂川の周りを歩けば、観光客が多く集まる市内中心部とはまた違う、落ち着いた雰囲気を味わえます。
-LIGHT CYCLES KYOTO 開催情報-
LIGHT CYCLES KYOTO(ライトサイクル京都)
【住所】京都府立植物園 〒606-0823 京都府京都市左京区下鴨半木町【アクセス】京都市営地下鉄「北山駅」下車3番出口 直結
【電話】075-284-0161 (9:30ー17:30)
【Email】contact@lightcycles-kyoto.com
【営業時間】
・10月31日〜12月27日(予定):18:00〜21:30(最終入場20:00)
・1月6日〜2月28日(予定):18:00〜21:30(最終入場20:30)
・3月1日〜3月31日(予定):18:30〜21:30(最終入場20:30)
※営業時間等は日没時間により変更となる場合がございます。 最新の情報は公式ホームページにてご確認ください。
【休演日】月曜日 ※月曜日が祝日の場合は営業、翌火曜日が休演
【所要時間】60~80分程度
【駐車場】併設駐車場あり(最大150台・有料)
【チケット情報】最新の営業情報・販売状況は、LIGHT CYCLES KYOTO公式サイトをご確認ください。https://lightcycles-experience.com/kyoto/
【SNS】公式X











